電気学会全国大会講演要旨
7-057
天候状態を考慮したPV連系負荷に対する蓄電設備の最適導入量に関する検討
◎圓山啓介・高山聡志・石亀篤司(大阪府立大学)・谷口和彦・森田祐志(きんでん)
地球温暖化等の環境問題から将来的に大量の太陽光発電(以下 PV)の導入が予想される。しかし、PVは天候次第で大きく出力が変動するため、安定電源として活用するには蓄電池等を併用し、電力系統の負荷変動に対して蓄電池出力を追従する方法などが考えられる。 本稿では、PVが設置されたオフィスビルを対象システムとして想定し、そのネット負荷に対する周波数成分の解析結果から、需要負荷の平準化及び平滑化を考慮した買電電力の目標値を設定し、その達成のために各天候状態において必要な蓄電容量の試算を行うことで最適な蓄電設備の導入量の検討を行ったので報告する。