電気学会全国大会講演要旨
7-058
PV出力変動抑制に用いた小容量リチウムイオン電池システムの性能評価
◎三田裕一・八太啓行・竹井勝仁(電力中央研究所)・島袋正道・當山優太・仲間博文・中村 覚(沖縄電力)
リチウムイオン電池を用いた蓄電池システムについて、需要家(住宅)でのPV出力変動を抑制する運用を想定した充放電運転を2011年4月から継続的に実施し、長期運用時に性能が維持できるか検証するため、電池の性能低下の把握を行った。約5年間でのリチウムイオン電池の容量低下は小さく、実運用への可能性を示した。ただし、充電レベル(SOC)が高い運用条件ではSOCが低い条件と比較して容量低下が大きく、運用SOC範囲の適切な管理が重要であることが分かった。