電気学会全国大会講演要旨
7-070
小型風力発電システムにおける最大電力点追従制御法の応答性向上
◎塩澤 諭・村山将志・山村直樹・石田宗秋(三重大学)
近年, 環境問題より自然エネルギー発電に注目が集まっており, 風力発電はその一つである。小型風力発電は大型風力発電に比べ, 発電電力が小さい。そこで, 効率よく発電するため最大電力点追従制御(以下MPPT制御)を用いて、風速変動に対する応答性の良い発電システムの構築することを目的とする。本稿では, MPPT制御の変化速度Δd/Δtの最適なΔtとΔdの組み合わせについてシミュレーションを用いて検討した。その結果から、ΔtとΔdの最適な組み合わせが存在すると考えられるため, 今後その最適な組み合わせが存在する範囲の検討を行う。