電気学会全国大会講演要旨
7-074
波力発電用往復流発生装置におけるダクト内風速の検討
○寒川弘一・辻 健太郎・直井和久・吉田和範・槻舘悦浩・塩野光弘(日本大学)
現在、主流である発電方式の代替エネルギーとして、再生可能エネルギーが注目されている。海洋エネルギーは再生可能エネルギーの一種であり、その中でも膨大なエネルギーを有している波力エネルギーを利用した発電の中でもOWC型波力発電装置に着目した。OWC型波力発電装置のダクト内の空気流は海面の上昇、下降によって発生する往復流となっている。そこで我々は、OWC型波力発電装置内のダクトを模擬した往復流を発生することができる実験装置を製作した。本稿では、往復流発生装置の風速制御の方法を提案し、模擬装置により風速が時間変化に対して正弦波状に変化する往復流を発生させた場合の、ダクト内風速について実験により検討を行ったので報告する。