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風送汚損法による汚損物付着の角度分布
◎青島拓也・松本隆宇・黒川正明(静岡大学)
急速汚損におけるがいしへの汚損物付着の角度分布を調査するために、風送汚損法を用いた実験を行った。本実験では、でんぷんのりを塗布した紙試料を円柱状のモデルがいしに装着し、霧状のヨウ素液を吹き付け、汚損物の付着を可視化することで角度分布の測定を行った。モデルがいしの直径(38〜114mm)と、がいしに吹き付ける霧状の汚損物の平均粒径(15〜28µm)を変化させて実験を行った。、実験結果から、汚損物付着の角度分布は飛来する汚損物の粒径が大きいほど広くなり、細いがいしでは約60度から100度になった。また、がいし平均直径が大きくなるほど狭くなり、約100度から70度になることが明らかとなった。