電気学会全国大会講演要旨
7-113
端末変換型気中多回路開閉器の開発
○吉田茂史・斉藤祐也・宮内克治(北海道電力)・佐藤克彦(三英社製作所)・小林 聖(ジェイ・パワーシステムズ)
北海道電力の管内では高圧地中電線路の多回路開閉器に機器直結型端末を使用してきた。近年この多回路開閉器の経年化による取替対応用として新たな多回路開閉器を導入したが,機器への接続端末をT形端末としたことから,この端末組み替えに伴う工事費,施工時間の増加が課題となっていた。そのため,筆者らは機器直結型端末, T形端末いずれの端末でも接続可能な端末変換型気中多回路開閉器を開発した。この機器は,T形端末を接続する場合はそのまま,機器直結型端末の場合は端末を切断せず端末変換アダプタにてT形端末に変換し,機器内で三角配列にすることで接続可能である。これにより工事費,作業時間の減少が見込まれる。