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近年の需要に対応した6.6kV変圧器の利用に関する検討
◎星野裕紀・岡本達希(東北大学)
電力事業者のコスト削減の方策として変圧器の更新の最適化があげられる。中でも柱上変圧器は台数の多さから柔軟な更新計画の策定が重要である。以上のことから柱上変圧器にかかるコストを最小化すべく最適な更新計画を検討し、本稿では変圧器更新の順序付けを行う前段階として民需用変圧器パターンをベースに一般的な条件下での変圧器一台当たりのコスト評価を行った。結果として20,30,50kVA容量でアモルファス変圧器によるコスト優位の可能性が見られた。今後はより詳細な変圧器の負荷パターン、変圧器容量の増強、設置工事費などの条件を加えて最適な柱上変圧器更新計画への適用について検討したい。