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ポスターセッション発表概要
高精度参照電流源回路を不要とする品質劣化モニタセンサLSI
○渥美 光真,瀬部 光,中野 太地,池田 隆希,毎田 修,兼本 大輔,廣瀬 哲也(大阪大学)
品質の劣化を化学反応式でモデル化し,温度履歴による劣化量をモニタする品質劣化モニタセンサが提案されている.従来回路では理想電流源を用いており,低消費電力かつ高精度な電流源の実装が課題となっていた.そこで本研究では,理想電流源回路に替えて,オンチップ実装が容易なバイアス電流源を用いた構成を提案する.提案回路は,バイアス電流源回路と弛張発振器を組み合わせることで,バイアス電流の精度に依存しないアーキテクチャとした.-20から100℃の温度範囲でのシミュレーション評価の結果,理想電流源を用いない従来回路では最大20%程度の誤差が生じたが,提案回路では0.54%以内となることを確認した.
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