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ポスターセッション発表概要
耐量子計算機暗号CRYSTALS-Kyber向け暗号プロセッサの設計と実装
○島田 泰慎,池田 誠(東京大学)
現在使われている公開鍵暗号は、量子計算機において多項式時間で解読される危険性があることが知られている。CRYSTALS-Kyberは、量子コンピュータにおいても解読できないとされる新しい公開鍵暗号システムであるが、その中で使われている多項式乗算や、SHA3をはじめとするハッシュ関数の計算量の大きさが問題になっている。そこで、本発表では、Kyberの暗号化・復号を行うプロセッサの設計と実装について、それらの演算の高速化の方法を中心に報告する。本発表で報告するプロセッサは、CPU実装に対してサイクル数比138倍の高速化を達成している。
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