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ポスターセッション発表概要
単一磁束量子回路を用いたビット幅可変加算器の設計
○石川 伊織(九州大学),長岡 一起(名古屋大学),石田 浩貴,福光 孝介,岡 慶太郎(九州大学),田中 雅光(名古屋大学),川上 哲志,谷本 輝夫,小野 貴継(九州大学),藤巻 朗(名古屋大学),井上 弘士(九州大学)
半導体に替わる新奇デバイスとして、超伝導ジョセフソン接合を用いた単一磁束 量子(SFQ)回路が提案されている。SFQ回路は論理ゲートがラッチ機能を備えるため、深いパイプライン構造が適し ており、ベクトルアーキテクチャと親和性が高い。本研究ではこの点に着目し、SFQ回路で、現在も盛んに開発されているベクトル 命令セットであるRISC-Vベクトル拡張(RV-V)を実装することを目標としている。そこで、第一歩として、RV-Vで求められるビット幅可変加算器の設計を行った。その結果、46.4GHzで正常動作し、高速性を維持しつつビット幅可変演算器を実 現できることを、シミュレーションにより確認した。
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