無線レス単独自立動作可能な持続血糖モニタリングコンタクトレンズの実現に資する、世界初のLED駆動機能付き環境光駆動バイオ発電素子入力バイオセンサ集積システムを実現した。環境光からの電力供給により無線給電を不要とし、パルス密度変容LED情報提示により無線通信を不要とした。これにより、外部デバイスを必要とすることなく単独での持続血糖モニタリングを可能とする。さらに、自身で電圧を発生するバイオ発電素子入力方式を導入することでポテンショスタットが不要となり、低電力な涙液糖濃度モニタリングを可能とした。65nm CMOSプロセスでチップ試作を行い、レンズ上の太陽光発電素子で供給可能な0.39V 144nWでの動作を達成した。