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ポスターセッション発表概要
単独動作可能な血糖モニタリングシステムに向けたグルコース発電素子と65nm CMOS 0.165V 0.27nW無線送信回路による電力自立・低コストバイオセンサ集積回路
○林 賢哉,荒田 滋樹,小林 敦希,新津 葵一(名古屋大学)
糖尿病の予防医療用途に向けた電力自立・低コスト血糖センサ集積回路の試作及び評価結果について述べる。血液に含まれるグルコースにより発電を行い、かつCMOS製造プロセスで製造が可能なグルコース発電素子を電力源ならびにセンサとして用いることで、外部からの電力供給が不要で単独動作が可能な血糖センシングを半導体チップのみで行うことが可能となる。グルコース発電素子は0.6mm角まで小型化可能な一方で出力電力が極めて低く、0.165V 0.27nW 0.385mm角で動作をする無線送信器を実現することにより、グルコース発電素子を用いた血糖センサの電力自立動作に成功した。
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