インバータ電源装置における不要電波の広帯域測定とノイズ低減手法の評価
○渡邊 航,椙本 祥史,三浦 典之,田中 聡(神戸大学),山口 正洋(東北大学),永田 真(神戸大学)
近年、高速パワーデバイスやそれを用いたインバータ機器や無線電力給電などの新たな高周波利用機器の普及が見込まれている。これらの高周波利用設備の近傍ではスイッチング周波数に依存した不要電波が発生し、移動通信等の無線信号に影響を及ぼすノイズ干渉問題が顕在化する恐れがある。
本研究では電気自動車への無線電力給電用インバータ電源装置から放射される不要電波のレベルを測定し、不要電波のLTE級無線通信への干渉をシステムレベルの無線通信システムシミュレータにより評価するとともに、磁性扁平紛がポリマー中に分散された複合構造のノイズ抑制シート(NSS)(TOKIN)による干渉抑制技術を評価する。