講演概要
OptoCompilerを用いた1.6 Tbps 光通信モジュール用シリコンフォトニクス設計
person 上村 紘崇(京セラ株式会社)、Twan Korthorst(Synopsys Inc.)
情報トラフィックの増大に伴い、データセンター内の光通信ネットワークには、更なる高容量化が必要となっています。光通信ネットワークを構築するハードウェアの中で、サーバやスイッチにてASICで処理した電気信号を光信号に変換する光電変換モジュールには、小型大容量化と低消費電力化が求められています。そのような中、京セラでは、ASICを搭載するパッケージ基板に実装可能な小型の光電変換デバイスの開発を行っています。ASICと光電変換デバイス間の電気配線が極端に短くなることで、光電変換に関わる消費電力を約半減させることが期待されます。
本講演では、光電変換デバイス内で用いる、1.6 Tbpsシリコンフォトニクス光集積回路の設計事例を紹介します。Synopsys様のOptoCompilerにより光集積回路の設計を行い、ファウンダリでの製造に至るまでをお話しし、光素子を含む半導体ならではの設計・技術課題等に関して議論したいと思います。