5月9日(木)〜 5月10日(金)
ポストムーア時代のコンピュータとして、量子コンピュータの実用化が期待されている。しかし、量子コンピュータは特定の問題についてだけ高速に計算できることが分かっており、従来型コンピュータを置き換えるのではなく、従来型コンピュータと併用すべきものと考えられる。また、現状の量子コンピュータで扱える量子回路はノイズの影響を除去しきれず、実用的な問題を解くには様々な課題がある。本講演では、量子コンピュータの活用や実用的なアプリケーション開発の加速に向け、量子コンピュータと量子シミュータを含む従来型コンピュータ(HPC)の「良いとこ取り」を行う技術について述べる。