LSIとシステムのワークショップ2024

5月9日(木)〜 5月10日(金)

講演概要

超伝導量子回路の集積化技術

person 山本 剛(日本電気株式会社)

超伝導体を用いた電気回路によって量子計算機を実現しようとする研究が、世界中の研究機関において精力的に行われており、現在はNISQと呼ばれる50~100程度の量子ビットからなる量子デバイスやそれを用いたアプリケーションの開発が主ターゲットとなっている。しかし誤り耐性型の量子計算機を実現するためには、106ともいわれる桁違いの量子ビット数が必要であり、そのような集積化を実現するためには現在の方式の延長線上にはない様々なブレークスルー技術が必要となる。本講演では、このような超伝導量子計算機の現状や課題を踏まえて、ムーンショット目標6プロジェクトにおける我々の取り組みを紹介する。

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