• セッションNo.104 振動・騒音・乗り心地II
  • 10月15日 西日本総合展示場 AIM3階 E 11:45-14:25
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

電動駆動ユニット開発におけるマルチボディダイナミクスCAEを使った加振力と振動伝達のNV予測技術

陰山 俊雄(エイヴィエルジャパン)

振動騒音の対策には加振力低減や振動伝達低減といった対策が有効であるが,実稼働条件を想定した試作の最終段階で異音が発生した場合,その原因が加振力なのか,振動伝達なのかを切り分けることは容易ではない.
原因究明や対策案の検討のため,弊社では実稼働条件を模擬したマルチボディダイナミクス解析モデルを活用しており,本講演ではその取り組みについて紹介する.

2

反射位相差値の探索に基づく車室内音場解析モデルの構築

桝本 貴之・竹川 真弘(サイバネットシステム)・黒柳 和志・重田 郎・熊倉 弘幸(JVCケンウッド)

車室内の多点SPL測定値を再現する数値解析モデルの構築を試みた.本報では,変数とする壁面のインピーダンス値を吸音率と反射位相差に基づいて整理し,それらの値を壁面グループ毎に変化させて解析した結果に基づいて,測定値を再現する値の組み合わせを探索した.加えて,吸音材やマイク位置の応答に対する感度も確認した.

3

ユニットモードの新しい抽出法の提案

望月 隆史・鈴木 寛之・平居 嵩朗・日高 一希・花島 萌(エステック)

振動特性をユニットモードと呼ぶ単純形状のモードに分解できるという考え方を提案している.このモードで分析を行うと振動メカニズムを明瞭に捉えることができ,共振周波数変更による応答低減検討を簡単にできることをこれまで報告している.本研究は従来の抽出法で抱えていた問題を解決する新手法について紹介する.

4

自動車車体の振動特性におよぼす質量および剛性分布の影響

揚場 遼・樋貝 和彦・塩崎 毅(JFEスチール)

自動車車体の制振性を向上させるアプローチには,振動源から振動評価点までの振動減衰による対策の他,車体の固有周波数コントロールによる対策が考えられる.後者の例として質量分布の最適化について2024年度に報告した.本報告では,ビード付与等による各所の剛性変化が車体全体の振動特性に及ぼす影響を評価した.

5

アルミ合金製ボルトおよびチタン合金製ボルトを用いた締結体の振動特性評価

川原橋 優希・久我 聡(東京都市⼤学⼤学院)・岸本 喜直・小林 志好(東京都市⼤学)・藤森 トリスタンサミュエル・井上 惠介(東京都市⼤学⼤学院)

ボルト締結は組立と分解が比較的簡便な接合方法であるが,鋼製のボルト・ナットを多数使うと車体の総重量の増加に繋がる.本研究では鋼製のボルト・ナットをより軽量なアルミ合金製およびチタン合金製のボルト・ナットに置き換えたときに,これらが締結体の振動特性に与える影響を打撃試験と有限要素解析によって評価した.

6

マグネシウム合金を用いたマルチマテリアル構造におけるボルト締結部の振動特性

藤森 トリスタンサミュエル・井上 惠介(東京都市大学大学院)・岸本 喜直・小林 志好(東京都市大学)・川原橋 優希・久我 聡(東京都市大学大学院)

マグネシウム合金は実用金属の中で最軽量であり,かつ減衰性能に優れた材料として次世代の車体構造への適用が期待されている.本研究ではマグネシウム合金を中心に異種材料で構成したマルチマテリアル構造におけるボルト締結部の振動特性を打撃試験と有限要素解析によって調査し,その予測に応用可能な解析手法を構築した.

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