• セッションNo.105 振動・騒音・乗り心地III
  • 10月15日 西日本総合展示場 AIM3階 E 14:55-17:35
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

高周波リプル音検討のためのバッテリユニットから車室内への空気伝搬特性予測技術

藤井 謙弥(本田技研工業)・平 仁志(オートテクニックジャパン)・外山 直基(本田技研工業)

電気自動車の高電圧バッテリユニットから発生する高周波リプル音の空気伝搬特性を予測するCAE技術を構築した.FEMを用いて車室外音響-構造-車室内音響モデルを連成解析し,カーペットのBiotパラメータや車室内吸音率を適切に考慮することで,高周波数帯域において実測値と良好な一致を示すCAE結果を得た.

2

ドライビングシミュレータを活用した電気自動車のNVH開発プロセスとモデル化技術

鳥居 建史・三瀬 史遠・藤井 謙弥(本田技研工業)・Sellerbeck Philip・Philippen Bernd(ヘッドアコースティクス)・田邊 謙太(ヘッドアコースティクスジャパン)

電気自動車の開発では,開発期間の短縮,開発費用や工数の抑制といった開発効率の向上が強く求められている.その対応として,ドライビングシミュレータを活用し,試作車製作前の設計段階から振動騒音性能の検討を行う開発プロセスを考案した.本報では,このプロセスの概要と,それを支えるモデル化技術について紹介する.

3

エンジン音主観評価と車室内音および車両情報による主観評価推定モデルの構築

菅沼 真一(中央大学大学院)・長江 新平(日産自動車)・戸井 武司(中央大学)

運転時のエンジン音主観評価と同時に車室内音および車両情報を取得し,機械学習を用いた主観評価推定モデルを構築した.車室内音のみを説明変数とした推定精度56 %に対して,エンジン回転数/駆動トルク/車速の車両情報の追加により推定精度65 %に向上し,車室内音に加え車両情報の快音判断への寄与を実証した.

4

走行状態の時間要因有無によるエンジン音の主観評価推定モデルの構築

菅沼 真一(中央大学大学院)・長江 新平(日産自動車)・戸井 武司(中央大学)

運転時のエンジン音主観評価に寄与の高いエンジン回転数/駆動トルク/車速を説明変数とした機械学習を用いた主観評価推定モデルの推定精度65 %に対して,主観評価以前5秒間のエンジン回転数の時間履歴を加えることで推定精度73 %へ向上し,エンジン音主観評価に対する時間要因の影響を定量的に把握した.

5

ガタツキや擦れによる異音の自動評価システム開発 (第二報)

作石 達哉・米森 一貴・山中 高章・徳永 佳也・倉見 洋平(日産自動車)

2024年秋季大会にてガタツキや擦れによる異音の自動評価システム開発について報告した.
今回,本システムの車両開発への適用に向け,異音発生部位の自動分類,及び過去の知見を活用し原因・対策を提示する機能の開発に加え,信号処理を用いた異音検出性能の更なる向上を行ったのでその詳細を報告する.

6

変動感を伴う空力騒音の不快感を評価する心理音響指標の検討

鷲津 智哉(日産自動車)・小松崎 俊彦(金沢大学)・吉村 卓也(東京都立大学)・飯田 明由(豊橋技術科学大学)・山崎 徹(神奈川大学)・松村 雄一(岐阜大学)・宮本 孟宜・飯田 桂一郎(スズキ)・谷口 圭一(日産自動車)

高速走行時に乗員にとって不快となる変動感を伴う空力騒音(バサバサ音)について,音の特徴を調査するために大規模な聴感評価実験を実施した.聴感評価実験から得られた不快感と相関の高い音の心理音響指標について,シャープネスやラフネスなどの心理音響評価量および変調スペクトル解析から検討した.

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