• セッションNo.108 エンジン部品・トライボロジーII
  • 10月15日 西日本総合展示場 AIM3階 F 14:55-16:35
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

冷却損失低減に向けた筒内遮熱膜および評価解析技術の研究(第1報)
-遮熱材設計・コーティング手法と遮熱性能評価-

篠田 健太郎・木下 幸一・山田ムハマド シャヒン・阿部 陽香・阿子島 めぐみ・久保田 英志(産業技術総合研究所)・伊藤 孝之(日本自動車研究所)

エンジンの熱効率向上のためには,冷却損失の低減が重要であり,燃焼室壁面への遮熱膜の形成が注目されている.本研究では,産総研が開発したハイブリッドエアロゾルデポジション(HAD)法を用いた成膜技術により,遮熱膜性能向上のための材料設計,成膜,及び評価手法の確立を目指しており,その進捗状況について報告する.

2

冷却損失低減に向けた筒内遮熱膜および評価解析技術の研究(第2報)
-遮熱コーティングの熱特性評価-

阿部 陽香・篠田 健太郎・阿子島 めぐみ・木下 幸一・山田ムハマド シャヒン・久保田 英志(産業技術総合研究所)

産総研が開発した成膜技術であるHAD法は,固体粒子を溶融せずに噴霧堆積させる固相粒子積層法であり,低熱伝導率が予想されるため,燃焼室壁面等の遮熱膜としての応用が期待されている.今回,HAD法によりセラミック微粒子を用いて金属基材上に成膜し,熱拡散率,比熱および密度測定により熱伝導特性を評価したので報告する.

3

低熱伝導材料を用いたピストン遮熱膜の開発(第2報) 

山野井 亮子・荻原 一輝・田野 哲平・依田 詩陽里(アート金属工業)

エンジンの熱効率向上を狙い,冷却損失低減を目的としたピストン遮熱膜を開発している.多孔質粒子による遮熱層と燃料・燃焼ガスの侵入を抑制する表面封孔層からなる複合膜である.本研究では実用化に向け,成膜方法の膜強度への影響,および基材表面性状と密着力の関係を明確にした.

4

ガソリンエンジンの燃費・燃焼安定性を向上させる高応答遮熱膜の開発

岡田 寛也・小林 千馬・川下 浩史(SUBARU)・高岡 勝哉(日本特殊陶業)・津田 雄史(SUBARU)

エンジンの冷却損失改善アイテムの一つである高応答遮熱膜が注目されている.本報では希土類複合酸化物膜をピストン冠面へ塗布することによる熱効率向上及び冷態暖機中の燃焼安定性改善効果を調査した.燃費は最大で約1%改善,冷態暖機中を模擬した台上評価でIMEPの変動率は約10%改善した.

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