• セッションNo.121 冷間ガスエミッション
  • 10月16日 北九州国際会議場 国際会議室 9:30-11:35
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

電気加熱による尿素SCR触媒の早期活性に向けた制御用数値モデルの構築

小島 隼人・青木 澪音・櫻井 智基・草鹿 仁(早稲田大学)

排ガスの昇温によるNOx浄化率の向上を目的に,SCR触媒前段に電気加熱式触媒(EHC)を設置した.排ガスの流量,温度,組成といった特性を基に,SCR触媒入口の排ガスを目標温度に到達させるために必要なEHCへの印加電力を算出する制御用数値モデルを構築した.本モデルにより,最大誤差3%の精度で排ガスを昇温させることを可能とした.

2

排気流路反応制御による冷間エミッション低減技術の構想と検証

葛 晰遥・西城戸 蘭・髙橋 巧朋・服平 次男・高島 大知(マツダ)

排出ガス規制の厳格化を背景に,触媒未活性な冷間始動初期におけるエミッションの排出低減が急務となっている.本研究では排気流路内の温度・濃度場を制御し酸化反応を促進する技術を構想し,単気筒エンジン試験にてHC・CO・NOxを従来比70~90%低減する効果を持つことを確認した.

3

ガソリンエンジンの排気管内における未燃HC種のポスト酸化メカニズムの研究

山川 正尚・藤川 竜也・下栗 大右・山本 啓介(広島大学)・内田 健児・堀 隼基・吉岡 直希・白根 楓(マツダ)・三好 明・庄 祥希(広島大学)

有害排出物のゼロEM実現には,冷間時の未燃HCに加え,触媒暖機過程の後半から断続的に排出される難浄化HCの低減が課題となる.そこで,その生成やポスト酸化を解析するために排気管内のガス成分と温度を高い時間分解能で計測する技術を導入し,混合気形成などがそれらに及ぼす影響を調査したので報告する.

4

ガス吸着,浄化および粒子捕集の機能を一体化したコンパクト排気後処理の提案

松本 雅至(日本自動車研究所)・花村 克悟(上智大学 / 科学技術振興機構)・荻 崇(広島大学)・久米 鉱平・松方 正彦(早稲田大学)・北村 高明(日本自動車研究所)

排気規制強化への対応と搭載スペース低減の観点から,高性能かつコンパクトな排気後処理が求められている.本研究では,ウォールフロー基材に三元触媒粒子と炭化水素を対象とした吸着材粒子を積層させた機能一体排気後処理構造を提案する.本報では,排気浄化コンセプトの実証および性能向上に向けた検討の結果を報告する.

5

尿素SCRシステムにおける尿素水加熱時のアンモニア生成特性の解析

石井 徹・中川 研吾(同志社大学院)・松村 恵理子(同志社大学)

尿素SCRシステムにおいて排気温度が低温となる運転条件では,尿素水からアンモニアへの分解生成量が不十分となり,NOx浄化性能が低下する.本研究では尿素水の加熱制御を実施し,低温排ガス条件下におけるアンモニア生成量の効果について実験解析を実施した.その結果を報告する.

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