• セッションNo.128 ドライバ状態
  • 10月16日 西日本総合展示場 AIM3階 G 9:30-12:35
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

自動運転におけるテストドライバーの負荷計測
--自動運転時と手動運転時の心拍及び自律神経指標への影響--

渡邉 寛・高原 三浩(オートテクニックジャパン)・自見 圭司(群馬大学)

本研究は,自動運転試験時のテストドライバーの作業負荷を評価することを目的とし,自動運転および手動運転時の心拍や自律神経指標のデータを計測し比較した.群馬大学で実験を実施した結果,自動運転時の方が自律神経指標の変化が顕著であり,また,あくびなどの呼吸活動が心拍数に影響を及ぼすことが確認された.

2

自動運転時のドライバのリアルタイム覚醒度推定に向けた非接触センシング

竹内 大樹(産業医科大学)・大須賀 美恵子・鎌倉 快之(大阪工業大学)

自動運転化技術が進んでいるが,完全自動運転の実用化にはまだ時間を要する.そのため,当面はドライバによる運転監視が求められ,手動運転に復帰する際に適切な判断ができるかを評価するため,覚醒度の把握が求められる.本研究では,覚醒低下の早期検出を目的としたリアルタイムな非接触センシングシステムを構築する.

3

心拍・心拍変動指標を用いた人の状態評価
-LF/HF指標の解釈について-

大須賀 美恵子・鎌倉 快之(大阪工業大学)・山田 晋平・竹内 大樹(産業医科大学)

心拍指標・心拍変動指標,特に無次元数となるLF/HFは,ドライバや乗員の状態評価に多用されている.しかし,計測不備への対処や,呼吸•発話,姿勢の影響など指標値の変化は複雑であり,誤解釈が懸念される.そこでこれらの指標利用に際し,考慮すべきことをまとめるとともに,脈波から得られる指標の問題についても言及する.

4

車運転時の脈波特徴量と表情特徴量を用いた慢性ストレスの推定

村井 利成・石黒 理雄・外山 幸太(千葉大学)・根岸 大輔(スズキ)・高橋 雅人・津村 徳道(千葉大学)

心身の健康維持のために日常的な慢性ストレスの把握は重要である.本研究では,車運転中に取得した脈波と顔表情を用いて慢性ストレスの推定を試みた.その結果,アンケートとの平均絶対誤差3.2で推定できた.これは車運転中の生理的信号が慢性ストレスのモニタリング手段として有効である可能性を示唆している.

5

Consideration of appropriate driving supports to achieve successful experiences in alleviating anxiety.

Yosuke Furuya・Yoshihisa Okamoto・Nanae Michida (Mazda)・Norihiro Sadato (Ritsumeikan University)

It is considered what kind of support is appropriate for drivers to achieve successful experiences in alleviating anxiety and transitioning to a positive emotional state through their own actions during high-anxiety driving situations. The effects of driving support, considered effective based on a psychological model, on both emotional and cognitive aspects were verified through experiments using a driving simulator.

6

自動車運転時の脚部動作による眠気評価に関する研究

阿部 諒太郎・清水 俊行(テイ・エス テック)

本研究では,ドライバーの脚部動作と眠気の関係を検討した.ドライビングシミュレータによる走行中の体圧変化を分析した結果,左右の脚部それぞれにおける動作量が,眠気に応じて変化する傾向が確認できた.このことから,脚部の動作に着目することで,体圧変化からドライバーの眠気を評価できる可能性が示唆された.

7

心拍情報に基づく振動刺激を用いたドライバの覚醒維持に関する研究

髙橋 隆杜・沈 舜聡・廣瀬 敏也(芝浦工業大学)・釜野 健一・相羽 智在・清水 俊行(テイ・エステック株式会社)

運転中の低覚醒の防止を目的として,心拍数に応じた振動を運転席から与えた場合の覚醒維持の効果を検証した.ドライビングシミュレータを用いて,心拍数の1.1倍,1.0倍,無振動の3条件を提示し,運転操作および顔表情評定により覚醒度を評価した.1.1倍の振動は,覚醒維持の時間が有意に長くなる結果となった.

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