• セッションNo.129 動力伝達系の最新技術
  • 10月16日 西日本総合展示場 AIM3階 311-313 9:30-12:35
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

電動車の駆動系モデルによる歯打ち音分析

渡辺 健・和田 幸生・篠原 剛・蓬田 嘉之(SUBARU)

電動駆動車(BEV)は,モータ駆動の高応答により素早い加速レスポンスが得られる一方で,トルクの急激な立ち上げによる歯打ち音が課題となっている.本報では,歯打ち音と加速レスポンスを評価できる電動駆動系モデルを構築,実験検証によりモデル精度を確立して歯打ち音の詳細挙動を分析し,高度両立解の検討手法を提案する.

2

電動⾞の加速レスポンス・⻭打ち⾳を⾼次元で両⽴する制御⼿法の開発

⾼野 悠・⼭⽥ 圭悟・⽯井 肇(SUBARU)

電動駆動⾞(BEV)は,モータ駆動の速いトルク応答による加速レスポンスの良さが得られる.⼀⽅で,トルクの急激な⽴ち上げによる⻭打ち⾳が発⽣しており,その両⽴が課題となっている.本報では,素早い加速レスポンスと⻭打ち⾳の低減を両⽴する制御を構築・検証したため,報告する.

3

大型FCVの回生ブレーキ作動不可時向け空気圧縮開放式補助制動装置(第5報)
-高容量化を実現する2段圧縮方式の採用-

佐野 ちなつ・内田 啓・藤田 壽憲・柴山 尚士(東京電機大学)

FCVトラックの回生ブレーキ作動不可時に備える空気圧縮開放式の簡易型補助ブレーキを前報までに提案した.本報では圧縮用ピストンの両端面を空気圧の受圧面とすることによって,1往復運動中に2回圧縮膨張をさせる2段圧縮方式を提案し,過給なしで従来案の2倍の制動容量を得られることを確認した.その結果を報告する.

4

前後/左右差回転拘束を用いた車両挙動のメカニズム解析

角野 佳・薮崎 佑介・清水 友博・小野 瞭・杉山 諭・伊藤 奨・小栗 昌己(SUBARU)

前後軸間・左右軸間の差回転拘束は,トルクフローにより特に旋回時の車両挙動に影響を与えることは既知である.本研究では,前後・左右差回転拘束を組み合わせ,雪上路面における各走行条件での車両挙動への影響を検証した.検証結果からそれぞれが車両挙動に与える影響の大きさや,使い分け・協調のさせ方を検討した.

5

形状生成AIと原理原則を融合したデフケースリングギヤボルト緩みサロゲートモデルの開発

渡辺 和正・下川 智史(トヨタ自動車)・岩山 幸治・小野島 隆之(滋賀大学)・田代 裕明・上野 弘傑・餅原 隆浩(トヨタ自動車)

形状生成AIを用いた潜在変数と理論式を融合した回帰式により,設計形状に対して迅速にデフケースリングギヤのボルト緩みを予測するサロゲートモデルを構築した.
さらにボルト緩み性能を指定し,それを満たす形状を生成する手法を構築したことを報告する.

6

ギヤの歯間で受ける運動量により加速されるオイル流れの数値予測

加藤 由博・植田 忠伸(豊田中央研究所)

ギヤにより撹拌されるオイルの数値計算において,歯間に進入したオイルが増速して飛散する流れの計算精度の確保が課題として挙げられる.この課題に対して,VOF法による気液二相流の数値計算を単体ギヤに適用し,流速計測結果と比較した.その結果から,各種設定が計算精度に及ぼす影響および,精度の改善策を示す.

7

駆動モータ用のベアリング電食未然防止設計(第2報)

志樂 英之・桑原 隆宏・竹本 怜史(日産自動車)

電動化に伴いトルク伝達経路への電気流入によって発生する電食現象は,今後モータ高出力化等にて課題顕在化が予想される.今回開発初期段階からの最適設計と開発効率向上を狙った,放電エネルギーに基づく定量的な電食未然防止設計に取組んだ.

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