• セッションNo.131 二輪車の運動制御・安全
  • 10月16日 西日本総合展示場 AIM3階 314-315 12:10-13:50
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

二輪車の空力特性がフレームの柔軟性に及ぼす影響の解析*

片山 硬・明用 将典・藤本 優和・吉野 貴彦(久留米工業大学)

二輪車の前フレームの曲げ自由度が柔らかくなるとウィーブモードが不安定化する.前フレームの曲げ量には空力が影響を及ぼしている.この論文では,空力の作用がタイヤの横力を変化させ,前フレームの曲げ量が大きくなり,ウィーブモードが不安定化することを示す.

2

全天球画像からの距離情報の算出と位置計測手法

平澤 順治(茨城工業高等専門学校)

二輪車の位置・姿勢を外部から撮影した画像情報のみを用いて計測する手法について研究している.本発表では,二輪搭乗者の被るヘルメットをマーカーとして活用し,全天球画像上の位置だけでなく,画像上の大きさを情報として使用することで,距離情報を算出する手法について試行した結果を示す.また,これらを組み合わせて位置の計測を行い,走行軌跡を求める手法について示す.

3

内傾機構を備えたパーソナルモビリティビークル(PMV)がスラント路面を手放し走行するための設計要件
-乗用車,モーターサイクルとの比較-

原口 哲之理(名古屋大学/日本大学)・金子 哲也(大阪産業大学)

一般に,道路には排水性確保のため進行方向に対して横断勾配が設けられている.左端を走行する機会の多い幅の狭いPMVにおいては,走行安全上,修正操舵なしで安定して直進走行できることが重要である.本研究では,内傾機構を備えたPMVがスラント路面を手放し走行するための設計要件を,乗用車およびモーターサイクルとの比較により整理する.

4

自転車との比較実車実験による電動キックボードの運動特性の調査研究

周 慧萍・大谷 亮(日本自動車研究所)・長谷川 俊・前 博行(日本自動車工業会)

本研究は,電動キックボードの事故原因究明を目的とし,その運動特性を明らかにすることを目標とした.テストコースにおいて自転車との比較実験を行い,直線走行,通常制動,急制動,通常旋回の各場面における走行データを収集・解析した.解析した結果,自転車に比較して,電動キックボードは,通常制動場面において停止目標線超えの回数が多かった,急制動場面において,制動開始の遅れと制動距離の延伸が認められた.一方,直進場面においては,自転車に比べて速度制御が不安定な傾向が見られた.これらの結果から,電動キックボードは制動時において停止に必要な距離が長く,追突事故などの交通事故を誘発する可能性があることが示唆された.

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