• セッションNo.132 ディーゼル燃焼
  • 10月17日 北九州国際会議場 メインホール 9:30-11:10
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

PCCI燃焼下における2段ポスト噴射の最適化に関する研究

平岩 洋二・渡邊 雪斗(北海道大学大学院工学院)・柴田 元・小川 英之(北海道大学大学院)

PCCI燃焼による筒内均質場における単段ポスト噴射は,燃料の部分酸化抑制に効果的である.本研究では,燃料噴霧の貫徹力低下によるシリンダ壁面付着抑制と,高効率なポスト噴射による未燃燃料供給を目的にPCCI燃焼において2段ポスト噴射を導入し,エンジン実験および3D-CFD解析を用いてPCCI燃焼下での最適なDPF再生条件を検討した.

2

コモンレール式小型直噴ディーゼル機関におけるパイロット噴射がペンタノールの着火・燃焼特性に及ぼす影響

平田 真己・内田 浩二・齊藤 弘順(崇城大学)

エネルギー・環境問題を背景に,ディーゼル型高効率アルコールエンジンの実現を目的とし,そのキー技術である着火燃焼制御法の確立を目指している.本研究ではコモンレール式燃料噴射を実装した実機関に,アルコールの中で発熱量の高いペンタノールを供試し,その着火・燃焼特性に及ぼすパイロット噴射の影響を調べた.

3

軽油中に含有させた低沸点炭化水素成分が高圧縮比重量車用ディーゼルエンジンの燃焼・排気特性に与える影響

清水 邦彦・松田 知紘・草鹿 仁(早稲田大学)

軽油及び,軽油とn-ヘキサン,n-ヘプタンを各々6:4の体積割合で混合した3種類の燃料を高圧縮比重量車用ディーゼル機関で試験した.結果,混合燃料を使用すると同程度のNOx排出量となり,Sootの低減が認められた.さらに,詳細な素反応過程を考慮した数値熱流体解析により,Soot低減の要因を考察したのでこれを報告する.

4

燃料の着火性および芳香族成分がディーゼル機関から排出されるすす粒子の炭素結晶子サイズに及ぼす影響

黒島 悠・山倉 裕己・小原 瑞貴(北見工業大学大学院)・稲葉 一輝・林田 和宏(北見工業大学)

単気筒ディーゼル機関において燃料の着火性および芳香族成分がすす粒子の炭素結晶子サイズに及ぼす影響を検討した結果,パラフィン系炭化水素で構成される燃料ではセタン価が炭素結晶子サイズに及ぼす影響は小さかった.また,軽油にパラフィン系炭化水素を混合した場合と,パラフィン系炭化水素に芳香族としてトルエンを混合した場合では,着火性の変化に伴い予混合的燃焼期間における熱発生率の形状は異なるが,それ以降の期間における熱発生率の形状に大きな差異は生じなかった.燃料中の芳香族成分の減少により黒煙は低減し,すす粒子の炭素結晶子サイズは小さくなった.

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