• セッションNo.133 水素エンジンI
  • 10月17日 北九州国際会議場 メインホール 12:10-14:50
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

選択拡散効果を考慮した直噴水素エンジンの1D燃焼モデル構築

三上 敬生・栗原 浩一・石井 裕司・上原 一浩・半田 英之(トヨタ自動車)

直噴水素エンジンの1次元燃焼モデル(GT-Power)構築方法を示す.GT-Powerでは火炎面の等量比を与えて筒内混合気分布を表現する.本研究では火炎面の等量比推移を3D-CFDの計算と実機の燃焼結果を組み合わせて与える.また乱流燃焼速度のパラメータは選択拡散効果を考慮した.構築モデルで,実機の燃焼を精度よく再現できることを確認した.

2

背景LIF法による水素噴流の濃度分布計測

石田 翔平・安藤 彰浩・俵 竜聖(SOKEN)・丹野 史朗・宮川 淳(トヨタ自動車)

レーザ誘起蛍光(LIF)法は,水素噴流の濃度分布を高いSN比での計測が期待できる技術である.しかし,気体燃料では蛍光剤の気化・混合量管理が難しく,そのバラつきが測定精度に影響する.本研究では,蛍光剤を噴流の周囲環境に導入する背景LIF法を水素噴流に適用し,画像解析で蛍光剤量のバラつきを補正した.

3

M10点火プラグを用いた水素火花点火エンジンにおける点火プラグ近傍当量比計測手法の構築

坂東 大星・河原 伸幸・小橋 好充(岡山大学)・市 聡顕・有⾺ ⼀樹・加藤 洋史・和泉 恭平(カワサキモータース)・松下 耕一朗(本田技研工業)・神尾 朋彦(ヤマハ発動機)・⼆宮 ⾄成(スズキ)

本研究の目的は,水素直噴火花点火機関の点火プラグ近傍の当量比を計測するため,M10点火プラグを用いてSIBS計測手法を構築することである.M10点火プラグにサファイア窓や側方電極を取り付け,SIBS法により水素/空気混合比を計測する.圧縮膨張機関及び実機エンジン(回転数2000rpm)で点火プラグ近傍の当量比を計測した.

4

多点式小型データロガーを用いた温度計測手法による筒内直噴水素エンジンの空気過剰率と噴射開始時期がピストン表面温度に与える影響

塚本 翔太・及川 昌訓・三原 雄司・山田 聖哉・箕田 賢太郎(東京都市大学)・佐藤 正彦・井関 利幸・安田 純之介(コマツ)

水素エンジンの課題として,水素特有の短い消炎距離による高い冷却損失が挙げられる.本研究では,開発した多点式小型データロガーをピストンに設置し,直噴水素エンジンの運転条件により変化するピストン表面の温度分布を計測した.その結果,空気過剰率や噴射開始時期がピストン表面温度に与える影響を把握した.

5

モーターサイクル用水素エンジンの燃料供給方式がシリンダーライナ壁面の瞬時熱流束に与える影響

横森 蒼司・及川 昌訓・三原 雄司・加賀 裕貴(東京都市大学)・岩田 拓実(株式会社モトラ)・神尾 朋彦・山杢 淳(ヤマハ発動機)・佐野 堅一(本田技研工業)・二宮 至成(スズキ)・尾鷲 道康(株式会社モトラ)

モーターサイクル用水素エンジンのシリンダーライナに,試作した瞬時熱流束センサを6点取り付け,燃料供給方法や回転速度が瞬時熱流束に与える影響を確認した.その結果,予混合方式と直接噴射方式において最大値を示す瞬時熱流束の位置が異なり,エンジン回転速度が高いほど瞬時熱流束の最大値が増加する傾向を把握した.

6

モーターサイクル用水素エンジンの瞬時熱流束における実測値と数値解析結果の比較検証

加賀 裕貴・及川 昌訓・三原 雄司・横森 蒼司(東京都市大学)・岩田 拓実(株式会社モトラ)・神尾 朋彦・山杢 淳(ヤマハ発動機)・佐野 堅一(本田技研工業)・二宮 至成(スズキ)・尾鷲 道康(株式会社モトラ)

モーターサイクル用水素エンジンにおいて,シリンダヘッドの瞬時熱流束を計測した結果,空気過剰率や計測位置により瞬時熱流束の挙動が変化した.そこで,数値解析により算出した熱流束値と実測値を比較し,変化する熱流束挙動の要因を把握するとともに,実測値に基づく数値解析の設定値について検討した.

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