• セッションNo.141 乗員保護
  • 10月17日 北九州国際会議場 32会議室 9:30-11:35
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

運転席と助手席に乗車した状態でのファーサイド側突における乗員挙動に関する調査

田中 良知・松井 靖浩・細川 成之・薄井 雅俊(自動車技術総合機構)

運転席と助手席にダミーを搭載してUNR95に準じて側突実験を行い,同乗者がいる状況でのファーサイド側突における乗員の挙動と傷害メカニズムを調査した.実験の結果,軽乗用車ではダミー同士の頭部が衝突しHPCが基準の閾値を超えた.小型乗用車ではファーサイドダミーの頭部がニアサイドダミーの肩部と衝突した.

2

エアバッグ折り畳みモデル化最新技術

児玉 理恵・大銅 章文・村瀬 千春・井村 和郎(トヨタ自動車)

近年,自動車安全性アセスメントにVirtual Testing(VT)が導入され,VTでは試験を精度よくシミュレ-トする必要がある.エアバッグの折り畳みは展開挙動に対して重要な因子である.本研究では,VTに必要な計算精度を担保し,従来比約40%の時間でエアバッグモデルを作成する手法を確立した.

3

前面衝突時における後席乗員の骨盤運動に及ぼす拘束条件の影響評価

東 才晴・趙 雨晴・水野 幸治(名古屋大学)・長坂 圭・鈴木 貴大・増田 出光(スズキ)

前面衝突後席スレッド試験を模擬したFEシミュレーションを,衝突試験用ダミー(THOR,Hybrid III)および人体モデル(THUMS)に対して実施した.L18直交表に基づくパラメータ設計により,シートベルトのアンカー位置,デバイスの有無,シートパンの角度が,骨盤の後方回転および前方移動に与える影響を評価した.

4

機械学習による衝突時における乗員下肢傷害予測のための車体変形データの生成

野口 恭兵(山梨大学)・長坂 圭・増田 出光(スズキ)・横山 優太(ダイバーテクノロジー)・杉山 裕文(山梨大学)・岡澤 重信(山梨大学/ダイバーテクノロジー)

衝突時のダッシュパネルの変形挙動から乗員下肢傷害を予測する機械学習モデルの構築を考えるとき,数値解析の入力条件として様々なダッシュパネル変形の時系列データが必要になる.本研究では,その前段階として機械学習を用いた簡易的な部材に対する時系列変形予測モデルを構築する.構築した機械学習モデルについて,数値解析例を通して入力因子やデータ構成を検討する.さらに,提案した機械学習モデルの有効性を検証する.

5

スレッド試験による簡易固定方式の車載用車いすの安全性能評価

福山 慶介・鮏川 佳弘(日本自動車研究所)・上田 祐也(日本自動車工業会)

わが国では高齢化等を背景に車いす利用者がさらに増えることが考えられ,車いす利用者が自動車に乗る際の簡易で確実な固定方式の標準化や車載用車いすの普及が望まれている.本報告では ISO に規定されたスレッド試験方法にもとに開発されている簡易固定方式の車載用車いすを評価し,求められる強度性能について検討した.

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