• セッションNo.142 交通弱者保護
  • 10月17日 北九州国際会議場 32会議室 12:35-14:15
  • 座長:未定
後日配信がない講演は,「配信」の欄に「✕」を表示していますのでご確認ください。
No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

高速暴走車による歩行者事故の危険性の評価
-交通事故統計の人身傷害分析から評価した高速暴走車両の歩行者への危険性-

関根 康史(福山大学)

高速暴走車による事故において,事故を起こした際の速度は,歩行者の人身傷害程度のような被害状況を決定付ける重要な要因である.本報では,交通事故統計データから,自動車の衝突速度と歩行者の死亡重傷者率の関係を分析することにより,高速暴走車両の歩行者への危険性を明らかにすることを試みた.

2

実車衝突実験による電動キックボード乗員の挙動解析と頭部傷害評価

木戸 晶洋・寺島 孝明・坂本 龍之輔・加藤 憲史郎(科学警察研究所)・大賀 涼(自動車安全運転センター)

著者らの先行研究において,交通事故における電動キックボード乗員の頭部傷害リスクが高いことを明らかにした.本研究では,人体ダミーを載せた電動キックボードに四輪車を衝突させる実験を行い,乗員挙動を解析するとともに,頭部傷害の機序及びその程度について解析した.

3

小柄な体格の人体がボンネット車と衝突した際の飛翔挙動に与える電動キックボードの搭乗高さの影響

大賀 涼(自動車安全運転センター)

本研究では電動キックボードの側面にボンネット車両が衝突する出会いがしら事故の形態を研究対象とする.電動キックボードの搭乗姿勢は,自転車などの座位ではなく,歩行者の立位に近い.そこで歩行者事故における人体飛翔挙動と電動キックボード乗員の衝突後挙動の比較を行った.その結果,電動キックボードではステップの上に立つことが,人体飛翔挙動に影響を及ぼすことが認められた.ただし対象は小柄な体格を再現したHybrid-III AF05相当に限られる.

4

柔軟性と緩衝性を兼ね備えた自転車用頭部保護帽の開発(コンセプトモデル)

鴻巣敦宏 鴻巣敦宏(日本自動車研究所)

現行の自転車用頭部保護具は,頭部に沿って形状が変化しないため,着用時の不快感や収納性の低さなどを招き,着用率を低下させる要因の一つになっている.そこで本研究では柔軟性と緩衝性を兼ね備えた自転車用頭部保護帽の開発に着手し,そのコンセプトモデルを開発した.本稿では開発内容について報告する.

Back to Top