• セッションNo.147 複合材料・接合II
  • 10月17日 西日本総合展示場 AIM3階 E 12:35-14:40
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

CFRPの動的層間せん断強さ評価方法の高精度化

三宅 亮平・宮田 和弥・吉積 正晃・尾形 浩行(JFEテクノリサーチ)

層間せん断強さの評価には目違い切欠き圧縮法が好適とされている.しかし,これを高速変形域に適用すると,ジグと試験片との摩擦が増大し,強さを過大評価する可能性がある.そこで,本研究では,デジタル画像相関法を適用した目違い切欠き引張法を開発し,動的層間せん断強さの評価方法を高精度化した.

2

接合部を考慮した重ね合わせ継ぎ手に対するき裂進展シミュレーション

杉山 裕文・岡澤 重信(山梨大学)

鉄鋼材料と樹脂材料を用いるた構造の強度評価には接合部を考慮した数値シミュレーションが重要な役割を果たしている.さらに,接合部での破壊挙動を考慮できれば終局状態の再現か可能となる.そこで本研究では,接合部の機械的特性を材料モデルを採用し,破壊までを取り扱える数値シミュレーションを提案し検討を行う.

3

種々の接着継手の統一的な強度評価法と付加切欠きによる高強度化

小田 和広(大分大学)・高木 怜(日本文理大学)・野田 尚昭(九州工業大学)

本研究では,界面端に縁き裂を仮定する手法により,異なる端部形状の接着強度を評価した.提案する手法で突合せ継手と重ね合わせ継手の平均強度を比較した結果,重ね合わせ継手が突合せ継手の約5倍であることがわかった.また,付加切欠きを設け,界面端部の特異応力場を低減すれば,接着強度が向上することを示した.

4

特異応力場の強さISSFに基づく突合せ継手と重ね合わせ継手の強度の比較

髙木 怜(日本文理大学)・野田 尚昭(九州工業大学)・鈴木 靖昭(鈴木接着技術研究所)・小田 和広(大分大学)

本研究では,突合せ継手および重ね合わせ継手の強度について特異応力場の強さISSFの観点から検討し,突合せ継手と重ね合わせ継手の強度の比較を行った.突合せ継手の場合,接着強度は常にISSF=一定で表現できるのに対し,重ね合わせ継手の場合では,接着面積が大きい場合にISSF=一定で接着強度を表現できる.

5

ベント式射出成形機を用いたバイオマス複合材料の破壊靭性向上に関する研究

大谷 章夫・平田 千璃(京都工芸繊維大学)

本研究では,直接繊維投入射出成形法を用いて,木質混錬プラスチックへの天然繊維の複合化による破壊靭性の向上を目指した.天然繊維の樹脂中での分散挙動を検討するために,天然繊維紡績糸および母材樹脂に対して前処理を施した上で成形を行い,前処理方法が分散性および力学特性に及ぼす影響について評価した.

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