• セッションNo.148 先進材料技術
  • 10月17日 西日本総合展示場 AIM3階 E 15:10-17:15
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

ポリプロピレンの表面結晶性の経時変化が接着性に与える影響

斎木 琢夫・大槻 晃久・海野 春生(日産自動車)

自動車の軽量化を目的として車体部品の樹脂化が求められており,一部の樹脂部品では接着剤による接合部がある.今回,PPの射出成形後から接着までの時間に対する接着性を調査した結果,経時で表面の結晶性が高くなることが靭性低下を引き起こし,接着性へ影響を与えることが分かった.

2

リチウムイオン電池電極材の応力比を設けた疲労寿命予測に関する研究

竹内 温樹・古畑 雄大(東京都市大学大学院)・岸本 喜直・小林 志好(東京都市大学)・大塚 康城・川田 友紀・金井 準(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン)・奥井 一(ダイネンマテリアル)

リチウムイオン電池は電気自動車などに用いられるが,しばしば発火事故が発生する.その原因には電極材やセパレータの損傷に伴う内部短絡の発生が挙げられるが,特に電極材の疲労損傷に関する研究は少ない.本研究では応力比を設けた電極材の疲労特性を調べるとともに,実働荷重下に近づいた際の疲労寿命の予測を試みた.

3

動的粘弾性測定によるSBR系バインダーを用いたリチウムイオン電池負極材の散逸ひずみエネルギーの評価

古畑 雄大・竹内 温樹(東京都市大学大学院)・岸本 喜直・小林 志好(東京都市大学)・大塚 康城・川田 友紀・金井 準(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン)・奥井 一(ダイネンマテリアル)

電気自動車などの動力源に用いられるリチウムイオン電池は内部の電極材に損傷が生じると発電性能の低下や発火につながる.本研究では電極材に生じる変形特性の評価手法を確立するため,動的粘弾性測定を導入し,SBR系バインダーを用いて作製した負極材に生じる散逸ひずみエネルギーを種々の入力周波数に対して評価した.

4

自動車フロントガラスの飛び石衝突における破損挙動と部位別強度の実験的検証

菅原 昂也・河村 正樹(本田技研工業)

本研究では,自動車のフロントガラスに飛び石が衝突した際の割れ方を実験的に検証し,割れの発生位置やひびの広がり方をパターン化した.これにより実車の破損状況から衝突条件を推定する手がかりを得ることが可能となった.

5

燃料電池触媒インクの乾燥プロセスシミュレーションを用いた触媒層の物性予測

杉浦 孝典・太田 悠貴・前川 諒介・黒谷 雄司(トヨタ自動車)・伊藤 喜子(ライカマイクロシステムズ株式会社)・西野 有理・宮澤 敦夫(兵庫県立大学大学院理学研究科)

燃料電池の触媒層は,触媒インクの乾燥によって製造される.乾燥プロセス中に形成されるメソスケール構造が触媒層の物性に影響を与えるため,乾燥プロセスを考慮した物性予測技術が必要である.本研究では,触媒インクの乾燥プロセスをシミュレーションし,得られた構造を基に触媒層の物性予測を実施する.

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