• セッションNo.99 金属材料II
  • 10月15日 北九州国際会議場 32会議室 13:35-16:15
  • 座長:未定
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

高強度ホットスタンプ材を適用した電池パックの高機能部材の開発

齋藤 由実・木本 野樹(日本製鉄)

近年,電気自動車の普及に伴い,電池パックにおけるコスト削減と安全性確保の両立が求められている.本検討では,電池パック内フレームに着目し,ホットスタンプ鋼板を適用することで,その高い強度に加え,優れた成形性によって実現されるフランジの連続化により,電池パックの耐荷重性と剛性の向上の目途を得た.

2

せん断端端面の遅れ破壊特性に与える端面二次成形の影響について

松木 優一・戸畑 潤也・新宮 豊久・木村 英之・塩崎 毅(JFEスチール)

自動車車体の軽量化と衝突特性の両立のため超高強度鋼板の適用が拡大しているが,せん断端面での遅れ破壊が課題である.本研究では超高強度鋼板に対してせん断加工を行い,せん断端面に引張と圧縮の二次成形を付与し,その後応力負荷した状態で遅れ破壊試験を実施することで,遅れ破壊特性への影響を調査し考察を行った.

3

三軸同時加振による振動耐久評価に関する考察

中村 勝彦・奥永 樹(IMV)・吉田 憲司・大澤 司(デンソー)・百武 哲也(SOKEN)

実環境下の製品は多自由度振動に晒されるため,これまで単軸加振三方向により設計評価されてきたが,三軸同時加振評価の導入が進められている.本稿では,単純な試験体を用いて三軸同時と単軸加振三方向の加振条件違いの評価結果を振動エネルギーで定量化し,その結果の差異と要因を明らかにしたので報告する.

4

980MPa級高張力鋼板を母材としたスポット溶接引張せん断継手の疲労限度向上
-単一過大荷重による疲労限度の向上-

田中 耕太郎(日本大学大学院理工学研究科)・岡部 顕史・冨岡 昇(日本大学)

980MPa級高張力鋼板を母材とするスポット溶接した引張せん断継手に,事前に単一過大荷重を負荷してき裂発生部位およびその周辺に圧縮残留応力を与えた後定振幅荷重疲労試験を行い,単一過大荷重による疲労限度の向上を確認した.また,有効ひずみ範囲を用いると単一過大荷重有無の疲労寿命を統一的に評価することを示した.

5

赤外線熱弾性法によるスポット溶接継手の疲労強度評価

上田 秀樹・白水 浩(日本製鉄)・田中 嶺至(日鉄テクノロジー)

赤外線熱弾性法は構造物の応力分布及び疲労限度を非接触で測定する技術として期待が高まっている.本報ではスポット溶接継手を対象に熱弾性応力に及ぼす負荷周波数の影響を,有限要素法解析(FEM解析)を適用し検討するとともに,赤外線測定による散逸エネルギの急増点から求めた疲労限度の推定精度を検証した.

6

ホットスタンプによる一体化部品の高性能化のための分析評価技術の開発

久保 雅寛・木本 野樹・岡田 徹・白神 聡(日本製鉄)

ホットスタンプ鋼板を用いたキャビン骨格構造などの一体化自動車構造部材の適用が拡大している.これらの部品の性能向上を目的に,主に重ね合わせ部の分析評価技術を開発した内容について述べる.

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