• セッションNo.21 ドライバ行動の分析とモデル化(OS)
  • 5月22日 パシフィコ横浜 G403 15:30-17:35
  • 座長:小竹 元基(東京工業大学)
OS企画趣旨
本セッションは,ドライバ行動を分析し,その背景にあるメカニズムを探ることに焦点する.また,ドライブレコーダやドライビングシミュレータなど,ドライバ行動の分析手段の開発も議論の対象に含める.
企画委員会
車両特性デザイン部門委員会,アクティブセイフティ部門委員会,ヒューマンファクター部門委員会,ドライバ評価手法検討部門委員会,映像情報活用部門委員会
オーガナイザー
田島孝光(本田技術研究所),小竹元基(東京工業大学),堺 浩之(豊田中央研究所),恩田和征(スズキ),道辻洋平(茨城大学),林 隆三(東京理科大学),平岡敏洋(日本自動車研究所)
No. タイトル・著者(所属)
088

高齢ドライバのドライブレコーダで計測した衝突回避緊急制動頻度と運転指導員による市街地運転評価の関係
-運転寿命延伸を目指したドライバ運転特性研究(40)-

米川 隆・青木 宏文(名古屋大学)・島崎 敢(近畿大学)・小嶋 理江・名切 末晴・山内 さつき・青木 邦友・平野 昭夫(名古屋大学)

高齢ドライバの運転能力の衰えによる交通事故増加が問題視されている.59~86歳の高齢ドライバ25名のドライブレコーダで計測した走行距離当たりの衝突回避緊急制動頻度と運転指導員による市街地の運転能力評価との関係を調べた.衝突回避緊急制動頻度が高い高齢ドライバの運転能力評価が低いことが明らかになった.

089

高齢ドライバの運転パフォーマンスと動的有効視野に対する視野訓練効果
-運転寿命延伸を目指したドライバ運転特性研究(42)-

青木 邦友・平野 昭夫(名古屋大学)・山下 和彦・堀田 英則・恩田 和征(スズキ)・名切 末晴(名古屋大学)・稲上 誠(群馬大学)・岸 浩司・米川 隆・青木 宏文(名古屋大学)

高齢ドライバが視野訓練した際の運転パフォーマンスと動的な有効視野への効果を検討した.参加者は没入型ドライビングシミュレータ(DS)で運転中に動的有効視野タスクを行う.一方の介入群はタブレットによる視野訓練を毎日2回行い,他方の対象群は何も行わず,1週間後に再度DS運転試験を行った結果を報告する.

090

運転に関する簡易型質問紙CCDCを用いた高齢ドライバの分類と特徴
-運転寿命延伸を目指したドライバ運転特性研究(41)-

小嶋 理江(名古屋大学)・荘島 宏二郎(大学入試センター)・青木 宏文・米川 隆(名古屋大学)

個人に最適化した効果的な安全運転の支援と普及促進を目的とし,本報告は,Web調査で得た,60代〜80代の高齢群1650名のデータを分析した.SQ-CCDCから得られるランクを用いて,多重コレスポンデンス分析を行い,主観評価による特徴を視覚的に把握した.

091

信号交差点右折時における歩行者早期発見を促す情報提示がドライバーの運転行動に与える効果の検証

福井 千菜美・高橋 翔(北海道大学)・浜岡 秀勝(秋田大学)・萩原 亨(北海道大学)

信号交差点右折時のドライバーに対して横断歩行者の存在を知らせるアイコンを提示し,アイコンがドライバーの運転行動に与える効果を検証した.仮想空間上のドライビングシミュレータを用いて2種類の情報を提示する実験を行った.その結果,情報提示は歩行者の早期発見につながり危険な走行を減らすことを示唆できた.

092

デジタル後写鏡の映像諸元と車線変更時の事故リスクについて

泉口 拓哉・米良 賢人・佐々木 千治・新酒 秀樹・髙木 誠之(ペンストン)・吉岡 透・鈴木 桂輔(香川大学)

デジタル車室内後写鏡によりドライバに提示される視覚情報が車線変更における事故リスクの低減に与える影響を調査するために,ドライビングシミュレータによる被験者実験を実施した.その結果,車線変更における事故リスク低減につながるカメラ画角,カメラ位置の設定指針についての知見を得ることができた.

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