• セッションNo.28 社会変革と次世代のモビリティI(OS)
  • 5月22日 パシフィコ横浜 G416+G417 9:30-11:35
  • 座長:杉町 敏之(東京都市大学)
OS企画趣旨
CASE・MaaSの発展や新型コロナウイルス感染症の感染拡大などは大きな社会変革をもたらし,今後の社会におけるモビリティの役割は大きく変容しようとしている.自動車技術会においてもモビリティ社会部門委員会が設立され,モビリティに関する様々な領域に対して多角的に議論されている.本OSでは,社会変革に対応した次世代モビリティについて,どういう制度設計を行い,様々な人の特性・地域の特性に応じてシステムをどのように組めばよいのか,そのための技術開発はどのようにあるべきか,といった広範囲の話題を対象とする.自動車分野に加えて医学や情報学,経営学,法学といった広範囲の話題について多面的に議論を行うことを目的とする.
企画委員会
モビリティ社会部門委員会
オーガナイザー
須田義大(東京大学),鈴木高宏(麗澤大学),小林 貴(自動車技術総合機構),杉町敏之(東京都市大学)
No. タイトル・著者(所属)
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自動運転に関する基準・政策動向

稲吉 裕俊(国土交通省)

自動運転は,交通事故の削減や地域公共交通の維持等の様々な社会問題の解決に資するものとして期待されており,国土交通省としても,自動運転の早期実現に向けて,安全基準の策定から実証実験までさまざまな取り組みを行っている.本講演では,国土交通省における自動運転に関する取り組みについて紹介する.

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住民主体のコミュニティプレイス創成の支援方法とその意義
-名古屋市高層団地住民を対象としたアクションリサーチ-

熊井 葉子(豊田中央研究所)・後藤 智香子・近藤 早映(東京大学)・中根 英雄・龍田 成人(豊田中央研究所)・長 奈緒子(東京大学)・吉村 輝彦(日本福祉大学)・小泉 秀樹(東京大学)

住民主体のコミュニティプレイス(CP)創出の支援法をアクションリサーチとして実証した.誕生したCPに人が集まる要件はアクセスの良さと会場の様子の見えやすさであり,外国人の存在は世代間交流に効果を発揮した.CPは閉じこもり予備群の人々の外出先として可能性を持ち,住民は多様な価値を享受することができた.

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本邦洋上風力発電における自動車用駆動モータの再利用(第2報)
-エネルギー完全自給のためのセクター間連立枠組み-

寺本 正彦(環境ベテランズファーム)

経済産業省「総合エネルギー統計本表」は,本邦エネルギーの一次供給から最終消費までのエネルギー経路を展開しており各セクターのW2T効率を算定できる.第2報はその経路に利用者端消費割合を追加し第1報で示した洋上風力発電系を軸としたW2W間の関係性を定量化し,再エネ主電源化によるエネルギー完全自給の成立可能性を展望した.

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A Study on the Community Analysis of Bacteria/Fungi in Vehicles

Tae Hee Lee・Dae Woon Sung (Hyundai Motor)

From COVID-19, Hygiene issue has rapidly become as a major cause of the shrinking sharing economy. Customers have preferred privately owned vehicles than public transportation, for example, buses, trains, taxis, and sharing cars. Currently, microbial research is mostly focused on humans. This paper examines the microorganisms inside the vehicle from a holistic view and analyzes DNA(deoxyribose nucleic acid) clusters of bacteria/fungi in the reference for determining the direction when applying sanitation technology.

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バイオ発電機用同期リラクタンスジェネレータの開発について

高橋 梓・東 竜也・芹澤 毅(ダイハツ工業)・北川 亘・竹下 隆晴(名古屋工業大学)・河村 樹人・朝間 淳一(静岡大学)

量産ハイブリッド自動車用のトランスミッション部品の活用した高効率バイオ発電機の可能性について検討する.加えて同モータは永久磁石を用いない同期リラクタンスモーター(SynRM)を採用することで低コストとメンテナンスの容易性向上を目指した.

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