• セッションNo.36 動力伝達系の最新技術II(OS)
  • 5月23日 パシフィコ横浜 G303 12:35-14:40
  • 座長:相原 建人(法政大学)
OS企画趣旨
基礎解析や要素技術から,ユニット,システムに至る最新の駆動系技術を結集し,技術者の集いの場,技術論議の場とする.
企画委員会
動力伝達系部門委員会,CVT・ハイブリッド部門委員会
オーガナイザー
荒川一哉(トヨタ自動車),山下寛子(SUBARU),吉川英樹(三菱ふそうトラック・バス),佐藤佳司(自動車用動力伝達技術研究組合),中澤智一(ジェンサーム),相原建人(法政大学)
No. タイトル・著者(所属)
157

金属Vベルト式CVTの無負荷時での増速および減速速度の変化要因

森 裕一郎・大窪 和也・小武内 清隆(同志社大学)

金属Vベルト式CVTの変速時の変速速度の変化要因を実験的に明らかにする事を目的とした.プーリ溝中でのベルトの接線方向変位に対する半径方向変位を変速速度と定義した.擬無負荷の場合,ベルトエレメントの着座位置の変化が変速速度を決める主因となるが,増速時にはリング張力の変化によっても決定されることが分かった.

158

軸心給油による潤滑配分についての実用的な予測方法の研究

川村 隆文(数値流体力学コンサルティング)・加藤 琢真(千葉工業大学)

回転する中空シャフトを通した油の配送に関し,複数の列の穴からの流出量を予測するための実用的な手法を検討した.シャフト内の油膜厚さを表す理論解を求めCFD計算および実験との比較により妥当性を確認した.

159

シンプルな回転要素に駆動される気液二相流の研究

杉山 和靖(大阪大学)・渡村 友昭(東京大学)

シンプルな回転要素に駆動される気液二相流を対象とする実験計測,数値計算について紹介する.流動様式とトルクの大局的な回転数依存性について,無次元数を用いて統一的に整理する.また,局所的な液分布や応力分布に着目し,CFD予測技術の改善につながる基礎的なメカニズムを議論する.

160

ギヤ撹拌における各種計算法の比較

川村 隆文(数値流体力学コンサルティング)・渡村 友昭(東京大学)・杉山 和靖(大阪大学)・島田 勝(ジヤトコエンジニアリング)・山田 直(トヨタ自動車)・加藤 維識(本田技術研究所)・三枝 大城(本田技研工業)・中島 聖(マツダ)

ギヤがオイルに部分的に浸かった状態で回転することで形成される複雑な気液二相流を対象として,検証データの取得のための実験と粒子法,格子ボルツマン法,有限要素法,有限体積法などの各種計算法による比較計算を実施し,流動形式、引き摺りトルク,飛沫の流量の予測精度の比較を行った.

161

小型BEVに変速機を搭載したパワーユニットの開発

美濃羽 未紗樹・橋本 真希・今井 亮一・木本 優・中山 和俊・大森 伸也(エクセディ)

BEVの分野では、十分な出力を持つモータを採用することで、望ましい性能を達成することは実現可能です。しかし、小型モビリティでは、さまざまな制約から、モータと変速機の組み合わせが有効であると考えられています。本公演は、シンプルな構造を持つ2種類の変速機とモータを組み合わせたパワーユニットを紹介する。

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