• セッションNo.43 カーボンニュートラルに向けた熱・流体技術 -カーボンニュートラルに貢献する伝熱技術-(OS)
  • 5月23日 パシフィコ横浜 G318+G319 9:30-11:35
  • 座長:染矢 聡(東京電機大学)
OS企画趣旨
Well-to-wheelのカーボンニュートラル実現に向けて,従来以上の低炭素化を支える熱・流体技術の最新研究開発の発表と議論を通じてグローバルに技術者の交流を図り相互の技術力向上に繋げる.
企画委員会
伝熱技術部門委員会,車室内環境技術部門委員会,流体技術部門委員会,CFD技術部門委員会
オーガナイザー
染矢 聡(東京電機大学),勅使正輝(スズキ)
No. タイトル・著者(所属)
191

リーンバーンSIエンジンを搭載したシリーズハイブリッド車両への廃熱回収システム適用に関する研究(第2報)

成毛 政貴・北村 高明(日本自動車研究所)

ハイブリッド車両の更なる燃費向上に向けて廃熱の有効利用が重要となる.本研究では,空気過剰率2.0の希薄条件で運転可能なSIエンジンを搭載したシリーズハイブリッド車両を対象とし,Phase Change Coolingコンセプトと廃熱回収システムを組み合わせた際の燃費改善効果について早期暖気の観点も含めて数値シミュレーションにより評価した.

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車載に向けた熱電発電デバイスの機械強度の向上と高効率化

太田 道広・Kishor Kumar Johari(産業技術総合研究所)・成毛 政貴(日本自動車研究所)・土屋 佳則(自動車用内燃機関技術研究組合)・今里 和樹・Sauerschnig Philipp・石田 敬雄・山本 淳(産業技術総合研究所)

本研究では,車載に向けて,約200℃で動作する熱電発電デバイスの開発を進めている.本デバイスでは,従来材料であるBi2Te3系よりも機械的強度に優れたMg3(Sb,Bi)2系を用いている.SbとBiの組成比を調整することで,200℃での熱電変換素子の性能指数の向上に成功した.

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構成機器をコンパクトに一体化した構造のランキンサイクル発電機の開発(第5報 ポンプの配置と廃熱回収部の再検討)

田中 勝之・泉田 昴志・殿岡 奈々・加藤 大貴・中川 千種・脇山 哲広・大塚 賢哉(日本大学)

自動車からの廃熱を電力に変換するために,小型で軽量なランキンサイクル発電機の開発をおこなっている.これまで報告した構造を再検討し,ポンプの配置を変更し,廃熱回収部を分離した.検討の過程と開発状況を報告する.

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1D車両システムモデルを活用した最適なバッテリー熱マネージメントシステムの検討

波頭 佑哉・廣田 壽男・紙屋 雄史(早稲田大学)・佐藤 圭峰(マツダ)

電動車両ではLiBの電力を用いるため,電圧降下や劣化への対策が必要である.これらの対策にはLiBの温度を適切に且つ効率良く管理するシステムの設計が求められる.そこで既存の量産EVを対象に充電や走行のシーンにおいて,より高効率な熱マネージメントシステムの最適解を1Dの車両システムモデルを活用して検討した.

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A Study on the Diagnostic Logic of Insufficient Coolant using Coolant Temperature Sensor

Suho Lee (Hyundai Motor)

In order to control the integrated flow control valve using the variable separation cooling technology, a total of three coolant temperature sensors are applied at the inlet of the engine, the outlet of the engine, and the location of the block, but there is no way for the driver to know about poor coolant filling or the leak of the coolant.
we developed a new logic to diagnose the lack of coolant by using three coolant temperature sensors that are already being applied without a separate increase in cost. If the flow rate decreases when the coolant is insufficient, The principle of increasing the coolant temperature difference was used. the principle evaluation was also conducted simultaneously on the metal surface temperature and fuel efficiency effect of the head/block.

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