• セッションNo.44 二輪車の運動・制御・安全 -自動二輪車,自転車,PMVの未来に向けて-(OS)
  • 5月23日 パシフィコ横浜 G318+G319 12:35-14:15
  • 座長:木谷 友哉(静岡大学)
OS企画趣旨
各種二輪車等の運動特性,ライダ特性,制御,安全等に関する研究成果を集め,将来の方向性を検討する.
企画委員会
二輪車の運動特性部門委員会
オーガナイザー
原口哲之理(日本大学),淺川 優(日立Astemo),木谷友哉(静岡大学),平澤順治(茨城工業高等専門学校)
No. タイトル・著者(所属)
196

全天球カメラと球面ミラーを組み合わせた位置計測手法と二輪車の運動計測への応用

平澤 順治(茨城工業高等専門学校)

著者は二輪車の運動計測のために,全天球カメラ2台を用いた位置計測手法を提案している.カメラ基線上の誤差が大きいなどの問題点が明らかになったため,球面ミラーと組み合わせることで精度向上を図る手法を試行した.二輪車を用いた走行実験の結果について述べる.

197

フレーム変形が二輪車の運動に及ぼす影響に関する研究(第1報)

坂本 和信・草刈 政宏・中谷 友輝・北川 洋(ヤマハ発動機)

フレームの剛性と運動性能の関係を明らかにするためには,剛性を構成する力と変形の関係を理解することが不可欠である.そこで,走行中のフレームに生じている変形の取得と分析を行い,旋回時に作用する力と変形の関係について考察した.その結果,運動性能に寄与するフレーム変形の特徴を見出した.

198

フレーム剛性が二輪車のウィーブモードに及ぼす影響の解析
-複数のフレーム剛性が影響を及ぼす例-

原岡 怜也・吉野 貴彦・片山 硬(久留米工業大学)

複数のフレーム剛性が関与するとウィーブモードが高速で一様に不安定化する.
本稿ではエネルギーフロー法を用いて複数のフレーム剛性が不安定化に関与する要因を検討する.

199

二輪車の空気力学的力が高速ウィーブモードの安定性に及ぼす影響の解析

片山 硬・原岡 怜也・行徳 彩花・吉野 貴彦(久留米工業大学)

10自由度フレーム剛性モデルを用いた解析により,空気力学的抗力係数により,ウィーブモードは不安定化する結果が得られる.空気力学的抗力係数を大きくすると,前輪の接地荷重が小さくなる.その結果,前タイヤのコーナリングパワーが小さくなる.より小さなコーナリングパワーは前タイヤ横力を決める要素である操舵角の位相を遅らせる.操舵角の位相遅れがウィーブモードを不安定化する.

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