• セッションNo.59 モデル流通を保証する国際標準準拠のMBD I -デジタル認証やカーボンフットプリントへの支援技術-(OS)
  • 5月24日 パシフィコ横浜 G303 9:30-11:35
  • 座長:野山 英人(三菱重工サーマルシステムズ)
OS企画趣旨
MBDのディジタル認証の実用化やカーボンフットプリントの見える化のためには,互換性を確保したモデル開発・流通が重要であり,本委員会では国際標準記述(VHDL-AMS)を中心とするモデル開発・流通に関する取組を行ってきた.本OSではこの取組のさらなる推進のため,クラウド環境を活用し,その中での連携によりモデルテンプレートの開発などの共有などにより,ディジタル認証やカーボンフットプリントの見える化を目指した活動内容について総説する.本OSはMBDが企業間協業によるイノベーション拡大への基盤技術となることを目指している.
企画委員会
国際標準記述によるモデル開発(MBD)技術部門委員会
オーガナイザー
加藤利次(同志社大学),辻 公壽(デジタルツインズ),市原純一(AZAPA),瀬谷 修(テクノプロ)
No. タイトル・著者(所属)
267

【基調講演】互換性と流通を保証する国際標準でのMBD:総論
-デジタル認証やカーボンフットプリントへの支援技術-

加藤 利次(同志社大学)・辻 公壽(デジタルツインズ)・岡村 昌浩(JSOL)

MBDのディジタル認証の実用化やカーボンフットプリントの見える化のためには,互換性を確保したモデル開発・流通が重要であり,国際標準記述によるモデル開発技術部門委員会では国際標準記述(VHDL-AMS)を中心とするモデル開発・流通に関する取組を行ってきた.この取り組みに対する活動内容について総説する.

268

国際標準記述によるモデルベース開発技術部門委員会の活動の軌跡

市原 純一(AZAPA)

国際標準記述によるモデルベース開発技術部門委員会では,10年間に渡って,活動をおこなって来た.今までの活動を振り返り,どんな成果物を作成して来たかをお伝えする.

269

デジタルツインによるバーチャルテストとそれを用いたデジタル認証への取り組み
-包括的CO2削減と新たなものづくりの仕組み-

辻 公壽(デジタルツインズ)・加藤 利次(同志社大学)・齊藤 恒洋(AGC)・岡村 昌浩(JSOL)

サイバー空間でのデジタルデータ流通はその圧倒的な利便性から産業の根幹となりつつあり,その信頼性は現物フィジカル以上に重要になっている.ものづくりにおいても信頼性を担保する現物試験による認証は再現性や条件の多様性から限界を迎えている.そこで,本稿ではバーチャルテストによる認証と包括的なCO2削減などへの適用可能性を議論する

270

EV車両モデルを用いた自動車ガラスのOCCに関する検討と提案(第1報)

齊藤 恒洋(AGC)・辻 公壽(デジタルツインズ)

CO2の重要なクレジット規制としてOCC(オフサイクルクレジット)がある.米国OCCリストの中で自動車用ガラスのクレジットは高い値であるが,この値はTts(ISO13837)を基に駐車に対して算定されており走行は考慮されていない.第1報ではEVモデルを用いて走行を考慮したOCCの検討結果を報告する.

271

CAN FDネットワークの検証におけるVHDL-AMSモデリング

山岸 歓・水野 真・櫻澤 直人(Mywayプラス)

車載ネットワークの設計において,デジタルとアナログの両方を扱うことができるVHDL-AMSモデルによるシミュレーションは初期段階で問題を克服するためのアプローチとして優れている.本講演では,高周波化しているCAN FDにおいてVHDL-AMSによるテストベンチを作成した実例を紹介する.

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