• セッションNo.74 道路交通騒音の評価・対策技術(OS)
  • 5月24日 パシフィコ横浜 G404 9:30-11:35
  • 座長:岡田 恭明(名城大学)
OS企画趣旨
道路交通の音源としての自動車騒音の予測・評価の技術,環境影響要素の計測・分析,道路周辺住民の意識や反応に与える影響まで多岐に渡る問題を分析し,道路交通騒音の低減に向けた取り組みについて包括的に議論する.
企画委員会
車外騒音部門委員会
オーガナイザー
横島潤紀(神奈川県環境科学センター),白橋良宏(神奈川大学),山内勝也(九州大学),辻村壮平(茨城大学),岡田恭明(名城大学),山崎 徹(神奈川大学)
No. タイトル・著者(所属)
339

【基調講演】自動車道路交通騒音と自動車単体騒音対策に係る現状について

立田 安礼(環境省)

⾃動⾞交通騒⾳の常時監視に関してその制度についての仕組みの説明や常時監視の結果の紹介,また中央環境審議会における⾃動⾞単体騒⾳対策の検討経緯や第4次答申等について紹介する.

340

騒音レベルと路面性状値の関係性評価

常松 直志・美馬 孝之(日本道路)・加藤 幸治・高平 正清(トヨタ自動車)

車外騒音測定試験用路面として,ISO 10844:2011-2021に準拠した路面が規定されている.しかしながら,わずかな路面騒音因子の差異により車外騒音の評価値に差が生じているのが実情である.そこで,本研究では路面特性を変更した車外騒音測定試験用路面の試験施工を実施し,タイヤ/路面騒音と路面因子との関係性について検証を行った.

341

自動車の走行音騒音に関するアンケート調査結果

門屋 真希子(神奈川大学)

環境省によると自動車交通騒音の環境基準達成率は上昇しているが苦情は減少していない.苦情実態を把握するため全区市環境主管課に対してアンケート調査を行い,さらに走行音に絞り込み苦情発生状況をとりまとめた.苦情は2車線以下の道路で多く発生したが,睡眠影響は規模の大きな国道等の発生が多いことが分かった.

342

高騒音車両の通過によって時間的に大きく変動する道路交通騒音のうるささに関する検討
-音源が異なる場合の検討-

鬼頭 雅之・山内 勝也(九州大学)・森長 誠(大同大学)

高騒音車両の通過によって不規則に大きくレベルが変動する場合,そのうるささは等価騒音レベルだけでは十分に評価できない可能性が考えられる.本報では,これまでの検討とは異なる車両音源を用いて,通過回数,突出程度および音源の違いがうるささの評価に及ぼす影響を評価実験によって検討した.

343

道路交通騒音に対する住民反応の住宅種別比較

横島 潤紀(神奈川県環境科学センター)・古味 由惟(神奈川大学大学院)・森長 誠(大同大学)・辻村 壮平(茨城大学)・須田 直樹(小野測器)・梅崎 良樹(社会システム)・山崎 徹(神奈川大学)

神奈川大学分野横断型研究推進事業の一環として,神奈川県内の幹線道路沿いの住宅地で,道路交通騒音に対する住民反応の社会調査を実施した.調査に用いた質問票は,筆者らの既往研究により得られた知見を反映させたものである.本報告では,騒音曝露量と各種住民反応との関係を構築し,住宅種別間での違いを考察した.

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