• セッションNo.15 次世代の自動車用材料と生産製造技術III(OS)
  • 5月21日 パシフィコ横浜 G318+G319 14:50-16:30
  • 座長:青木 孝史郎(芝浦工業大学)
OS企画趣旨
自動車用材料と生産加工・製造技術の最新技術・動向を紹介し,循環型社会を支えるモビリティーづくりに貢献する技術について議論する.
企画委員会
材料部門委員会,生産加工部門委員会,製造技術部門委員会
オーガナイザー
鈴木 教和(中央大学),青木 孝史郎(芝浦工業大学),藤田 淳義(スズキ),小倉 純一(ヤマハ発動機),伊達 亮介(ダイハツ工業),古川 健一(スズキ)
後日配信がない講演は,「配信」の欄に「✕」を表示していますのでご確認ください。
No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

エンジンの燃費を向上する燃焼室高応答遮熱材料技術の開発(第4報)
-遮熱膜の密着モデルと下地加工モデルの構築-

山村 海(マツダ)

エンジンの冷却損失低減による燃費向上を目的に遮熱材料技術の開発を進めている.遮熱膜の密着性は基材粗面化による機械的結合での確保を検討しており,今回,新たな密着性定量化手法を用いて基材の粗さ管理指標を明らかにし,また所望の粗さを効率的に精度良く得るための加工モデルを構築した結果を報告する.

2

鋼材内部の簡易的な残留応力評価・半切法の提案

西田 智・小林 叡記(秋山精鋼)・西野 創一郎(茨城大学)

引抜き加工された丸棒鋼の鋼材内部の残留応力測定は簡単ではない.引抜き加工のFEM解析で算出した鋼材内部の残留応力をX線回析で評価できる半切法を提案する.FEM解析は1/2モデルを利用し引抜き後にシンメトリー面の固定を解除,X線回析で軸方向に半切した面を測定する事で評価が可能である.

3

ボディ熱変形CAEの活用によるマスチック適用部の品質向上

大井 宏一郎・樫山 武士・大堀 敏郎・安江 萌恵(スズキ)

自動車ボディのルーフパネルとその内側の骨格部品は弾性接着剤(マスチック)で接合しており,
車体組立工程で塗布した後,塗装(乾燥)工程の熱を利用して硬化させています.
このプロセスの中で意図しないマスチックの変形が発生する事例があるのに対応して,
オーブンの中におけるボディの熱変形が原因と想定して,実験とCAEにより各種検証を行った結果を報告します.

4

水平リサイクルに向けた廃車より回収したシートベルトウェビングの製造年分布と汚れ・劣化状態の分析(第1報)

福田 猛・小林 正俊(本田技術研究所)・小川 留美・藤原 豊(住化分析センター)

ELV PCRから再生材にリサイクルする場合,その品質はPCRの状態に大きく影響することが考えられる.再生材の品質を安定させるためには,PCRの品質を把握することは重要と考える.本研究では,2024年3月上旬の5日間だけELVからシートベルトウェビング約700台分を回収した.その古さの分布,汚れ,劣化の分析を行った結果を報告する.

Back to Top