• セッションNo.19 最新の振動騒音・音質技術I(OS)
  • 5月21日 パシフィコ横浜 ノース G403 9:30-12:10
  • 座長:杉山 康二(スズキ)
OS企画趣旨
車両における振動騒音や音質の評価・設計・CAE・データサイエンスの最新技術を紹介し,新しい時代のモビリティの価値創造に貢献する技術について議論する.
企画委員会
振動騒音部門委員会,音質評価技術部門委員会
オーガナイザー
杉山 康二(スズキ),見坐地 一人(日本大学),坂本 優美子(コレカント日本),三津山 元基(いすゞ自動車)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
081

ロードノイズ低減のための機械学習による車両各部の目標特性決定手法(第2報)
-仕様整合期間短縮のための特性の方向性と部品の組み合わせが異なる複数の目標特性抽出手法-

市川 佳・堤 純・島村 雄太(本田技研工業)・立岡 宏治・海老澤 弘道(エステック)

ロードノイズに対する車両部品の目標特性決定は,実機やFEMを用いた試行錯誤によるため多くの工数を要する.本研究は,部品の組み合わせの異なる複数の目標特性を決定する手法を検討する.対象とする部品を選定し,それらの組み合わせで最適化とクラスタリングを繰り返し演算することで複数解の探索を行う.

082

FEMを援用した変位加振時の振動応答エネルギー最小化に基づく板厚調整による構造最適化に関する研究
-第2報:評価点音圧への影響について-

黒田 勝彦(長崎総合科学大学)

本報では,サスペンション部の左右連結部をつなぐようなはりとその下部の薄板を対象構造とし,FEMによる基礎励振のモーメント加振の入力方法を用いて,振動応答エネルギーを目的関数とし,設計変数をグループ化した板厚で構成される構造最適化法で得られた結果の評価点の音圧への影響について検討することを目的とする.

083

平面構造物における瞬時振動インテンシティの計測手法

阿部 啓介(SUBARU/神奈川大学)・山田 宏典(SUBARU)・山崎 徹(神奈川大学)

伝搬初期における振動エネルギーのアクティブ成分を時系列で可視化することを目的に,瞬時振動インテンシティの計測手法を開発した.平面構造物を対象に,有限差分法を用いて瞬時振動インテンシティの近似解を導出する定式化を提案した.同定した実験結果をFEM解析結果と比較することで手法の妥当性と実用性を検証した.

084

主成分寄与分析手法を用いたラゲッジルーム空間モデル高寄与音響モード抽出手法について

吉田 準史・松井 玲央(大阪工業大学)・中島 憲久・野口 翔矢・福本 一朗(河西工業)

ロードノイズはタイヤからの入力だけでなく車体振動特性や音響空間の影響を受け車内に伝達する.本研究では,その中でも後輪から車内への伝達に影響するラゲッジルーム空間を対象に,実稼働TPAとCAEを連携させることで様々な音響モードの中から車内音増大に影響するモードを抽出する手法について検討した.

085

シャシダイナモメータを用いた走行音の測定条件に関する検討

市川 友己・中村 利幸・林 洋匡・村上 直弥(林テレンプ)

半無響室内のシャシダイナモメータを用いた走行音の測定方法は一般的に規格化されておらず,各社がそれぞれに諸条件を設定して実験しているのが現状である.本報告では,暖気時間や捕縛状態などの各種条件におけるロードノイズ(耳位置の音圧レベル)の測定を実施し,それらが測定結果に与える寄与度について検討した.

086

ロードノイズの加振源としてのタイヤ振動の非対称性

石濱 正男(石濱技研)

ロードノイズについては,転動中のタイヤ振動から車軸への加振力に変換される過程が十分にはわかってていなかった.この研究では路面からの加振によってトレッド上を伝搬する振動波の,周方向・幅方向への分布の非対称性が,車軸への加振力へと変換される過程を,単純な力学的モデルを使って説明できるようにした.

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