No. | 配信 | タイトル・著者(所属) |
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1 | ◯ |
機構解析・機械学習のハイブリッドモデル構築と駆動系捩り振動開発での適用 近末 竜・Roberto Gonzalez Flores・森田 聖惇・田中 和宏・工藤 健志(マツダ) 機械学習によるCAE検証の高速化では,システム・諸元変更時に生じる教師データ再収集・再学習が適用上の問題となる.本稿では,駆動系捩り振動解析(機構解析)にて解析負荷が高い要素(接触要素等を含むDMF)のみ機械学習(LSTM)で代替するアプローチで汎用性を担保し,量産開発に適用した事例を報告する(解析時間最大90%減). |
2 | ◯ |
HEVダンパ特性によるTHSエンジン起動時振動メカニズム解析 佐川 正記・清水 聡・野竹 勇貴(トヨタ自動車) THSはプラネタリギヤを介して常にエンジンとドライブシャフトが繋がっている機構となっている.そのため,エンジン起動時にマウントだけでなく,ドライブシャフトを経由して振動が車体へ入力される.今回,ダンパのねじり特性の中でも0Nm付近の特性がエンジン起動時振動に大きな影響を与えていることが新たに分かったため報告する. |
3 | ◯ |
無響環境PT-VRSの車両振動・騒音開発への適用 成田 善英(トヨタ自動車) 近年の試作車レス開発では,プラットフォーム開発時にPT-VRSを活用し,主に低周波の動的性能開発が進められている.本報では,無響環境PT-VRSを活用し,低周波から中周波の車両振動・騒音開発への適用事例を紹介する. |
4 | ◯ |
接合面で生じる摩擦減衰の振幅依存性とその簡易推定手法に関する検討 田尻 聡太郎(ニュートンワークス) 接合面で生じる摩擦散逸は構造の振動応答に寄与するが,定量的に評価することが難しい現象である.本報では,簡易なボルト締結構造に対して振動試験と動的接触解析を実施し,接合面摩擦に起因した減衰の振幅特性を評価した.また,静的な接触状態と固有モードから構造体の摩擦減衰を推定する簡易手法を検討した. |
5 | ◯ |
NVH性能目標を車両音圧からコンポーネント固有値に分解する手法の提案 園田 拓郎・斉藤 浩司(アルテアエンジニアリング)・中上 麻里(ダイハツ工業) 車両開発の初期段階でコンポーネント目標を設定するために,車両状態における車室内音圧目標をコンポーネント固有値目標へと分解する手法を提案する.具体的には,車両を構成する各コンポーネントを個別にモーダル縮退し,その縮退されたモデルを利用してコンポーネント固有値と車両音圧の関係性を把握することによって音圧目標値を分解する.この手法を機種開発モデルに適用し,設計検討期間中に現実的な工数で対応可能であることを示すことができた. |