• セッションNo.28 ドライバ特性とモデル化(OS)
  • 5月21日 パシフィコ横浜 G416+G417 9:30-12:10
  • 座長:小竹 元基(東京科学大学)
OS企画趣旨
本セッションでは,人間工学の観点から、ドライバ特性とシステムの関係性に焦点をあてたヒューマンファクタについて議論する。
企画委員会
アクティブセイフティ部門委員会,ヒューマンファクター部門委員会,ドライバ評価手法検討部門委員会,映像情報活用部門委員会,車両特性デザイン部門委員会
オーガナイザー
小竹 元基(東京科学大学),恩田 和征(スズキ),平岡 敏洋(日本自動車研究所),榎田 修一(九州工業大学),田島 孝光(本田技術研究所)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

運転指導員による高齢ドライバの市街地運転評価と認知身体特性・運転意識の関係
-運転寿命延伸を目指したドライバ運転特性研究(44)-

米川 隆・小嶋 理江・青木 宏文(名古屋大学)・島崎 敢(近畿大学)・伊藤 倫(名古屋大学)・山内 さつき(名古屋大学)・名切 末晴・青木 邦友・平野昭夫 平野昭夫(名古屋大学)

高齢ドライバの交通事故増加で,加齢による運転能力の衰えが問題視されている.59~88歳の高齢ドライバの141名を対象に,運転指導員による高齢ドライバの市街地運転の運転能力評価を行なった.その結果から,指導員の運転総合評価点と認知身体特性・運転意識との間に相関があることを明らかにした.

2

運転者の受容性を考慮した会話の覚醒効果と事故リスク評価

大橋 秀幸・松木 裕二(福岡工業大学)

居眠り運転を防止する手段として,運転中の会話が覚醒度を高める効果が確認されている.しかし,運転者の受容性や事故リスクへの影響についての研究は十分ではない.本研究では,事故リスク,覚醒効果,受容性を総合的に考慮し,最適な会話の頻度と内容を提示する方法を検討した.

3

危険性評価のための統合的運転者モデルの開発
-運転者の視覚機能と認知機能の再現-

早島 未來・松木 裕二(福岡工業大学)

運転者の交通事故リスクを定量的に評価するために,視覚および認知機能をヒトの特性に近づけた統合的運転者モデルを提案する.本研究では,視覚情報の取得から運転操作までの過程を再現し,ヒト特有の知覚・判断の曖昧さを考慮することで,運転行動をより精密に模倣し,交通事故リスクのより現実的な評価を可能とすることを目指す.

4

高齢ドライバのフレイル,運転経験および安全欲求の実態
-運転寿命延伸を目指したドライバ運転特性研究(45)-

谷口 俊治・井上 愛子・梅垣 宏行(名古屋大学)・小出 直史(大阪大学)・小嶋 理江・青木 宏文(名古屋大学)

高齢ドライバのフレイル,運転経験(運転技能,安全運転技能およびニアアクシデント)の実態と高齢ドライバの安全運転技能診断・学習プログラムおよび安全運転支援装備に対する需要を明らかにするために,日常的に自動車を運転する高齢ドライバ(60歳以上,2069人)に対してアンケート調査を実施した結果を報告する.

5

タッチパネルディスプレイを用いた運転リスク評価と画像解析から推定された運転リスクの関係

寺山 麻純・清水 政行・青木 宏文(名古屋大学)

ドライバは運転中に走行環境の変化を知覚してリスクとして感じていると考えられる.
この仮説に基づき,タッチパネルディスプレイを用いた3DCGによる運転リスク評価テストで指摘された箇所と,その映像のオプティカルフローの変化点の関係について報告する.

6

異常運転の検知手法開発

中村 典雅・山岡 将綺・山高 大乗・伊藤 隆文(デンソー)

交通事故低減に向け,ドライバの異常運転の検知技術開発を行っている.異常運転を引き起こす原因の一つである飲酒状態を例に,ドライビングシミュレータ,実車で収集した飲酒運転データを用いて,異常運転検知手法を検討したので報告する.

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