• セッションNo.31 予防安全と運転支援システムII(OS)
  • 5月21日 パシフィコ横浜 G418+G419 12:40-14:45
  • 座長:塚田 竹美(本田技研工業)
OS企画趣旨
事故被害の低減や事故発生件数の削減,更にはヒヤリハットの減少を目指し,ドライバーやその周辺環境の安全・快適を実現する先進運転支援システムの開発と予防安全への効果に関する討議を行う.
企画委員会
アクティブセイフティ部門委員会
オーガナイザー
小竹 元基(東京科学大学),濱口 裕(日野自動車),面田 雄一(日本自動車研究所),塚田 竹美(本田技研工業),深尾 隆則(東京大学),宮島 千代美(大同大学)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

先進安全技術の進化と事故低減効果解析 (第3報)

長谷川 俊・三田 友紀子・池田 幸洋(トヨタ自動車)

3年間のITARDA死傷事故データを用いて,トヨタ・レクサス車に搭載されている第3世代のトヨタセーフティセンスの事故発生率を算出しシステム無しとの比較を行った.結果,死傷事故全体で半減している事を確認した.特に対車両の追突事故の約9割低減や,新たに対応した出合頭事故の約1/3の低減等を確認した.

2

ドライブレコーダー映像を活用した一時停止交差点における出会い頭事故の解析

Raksincharoensak Pongsathorn・北條 陽子・張 興国・阿賀 正己(東京農工大学)・山﨑 翔太郎(あいおいニッセイ同和損害保険)

本研究では,ドライブレコーダーで収録した映像のもとに,一時停止交差点における対四輪車出会い頭事故を解析し,交差点事故防止のための次世代運転支援システム開発に結び付けることを目的とする.本講演では出会い頭事故発生状況の分析および交差点通過時の速度パターンや回避操作等を分析したので報告する.

3

車対車の信号なし交差点出会い頭事故におけるタクシードライバ・一般ドライバの行動比較

阿賀 正己・北條 陽子・Raksincharoensak Pongsathorn(東京農工大学)・山崎 翔太郎(あいおいニッセイ同和損害保険)・永井 正夫(東京農工大学)

東京農工大学のタクシードライバによるヒヤリハットドライブレコーダデータを自動運転車の安全性評価に活用するに先立ち,タクシードライバが「有能で慎重な人間の運転手」とみなすことができるのかを,信号無し交差点出会い頭事故を1場面に一般ドライバのドライブレコーダデータと比較することにより明らかにした.

4

出会い頭事故防止のための運転介入による減速支援の方法検討

原田 あすか・金森 等(名古屋大学)・山田 健一・水間 隼人・横井 康伸(トヨタ自動車)・吉原 祐器・Nihan Karatas・田中 貴紘(名古屋大学)

生活道路での出会い頭事故防止には通信型運転支援が期待されるが,システムへの依存や過信の懸念が残る.安全な運転行動誘導の注意喚起支援の効果と限界を把握した.減速行動が不十分なドライバに対する対応策として運転介入による減速支援について検討したため,介入判断速度や介入開始・終了の在り方等について報告する.

5

スマートフォンを活用した横断児童接近通知システムの効果評価

横井 康伸(トヨタ自動車)・北原 武(KDDI株式会社)・安井 智子(トヨタ自動車)・黒澤 研吾(KDDI株式会社)

歩行者と自動車の事故のなかで,7歳前後の児童の飛び出しによる事故が特に多いことが知られている.
これらの事故を防ぐために,信号のない横断歩道に接近する児童の存在をドライバに通知するシステムを開発した.本システムでは,児童の所持する端末から取得される位置情報を,携帯電話のネットワーク経由でドライバのスマートフォンに通知する.
運送事業者や小学校の協力のもと,本システムを利用する場合としない場合における,通学路上の横断歩道に児童が接近しているときの車両の速度,一時停止率,一時停止時間を比較することでシステムの効果を評価したので報告する.

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