• セッションNo.37 金属材料・接合
  • 5月22日 パシフィコ横浜 ノース G304 9:30-12:10
  • 座長:山田 明徳(いすゞ自動車)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
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コーティング技術を利用したFSWツールの耐久性向上

柴田 紗里奈・吉浦 龍・西野 創一郎(茨城大学)・角谷 行崇(日本コーティングセンター)

摩擦攪拌接合(FSW)は歪みが少ない接合技術として,主にアルミニウム合金に対して適用が拡大している.一方で,FSWツールの寿命向上が課題となっており,様々な材質や形状について検討されている.本研究では,工具鋼で多用されているPVDコーティング技術をFSWツールに適用して工具寿命を向上させることを試みた.

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ステンレス箔材の抵抗シーム溶接における溶接速度の影響

大塚 智貴・小山 紫温・西野 創一郎(茨城大学大学院)・吉川 誠也(ART-HIKARI)・野上 哲也・荒谷 玲那(野上技研)

バッテリーシステムにおける薄肉化と軽量化を両立するためにステンレス鋼箔材の使用が検討されている.本研究では,200μmから20μmのステンレス鋼箔材に抵抗シーム溶接を施し,接合強度や破壊形態に及ぼす溶接速度の影響を調査した.

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Al-接着剤界面の引張試験中でのマルチスケールCT観察

伊藤 孝憲・齋藤 憲男・稲葉 雅之・宋 哲昊・向井 絵美・熊本 隆(日産アーク)・竹内 晃久・上椙 真之・佐田 侑樹(高輝度光科学研究センター)・藤原 比呂・戸田 裕之(九州大学)

Al-接着剤試験片を用いて引張試験を行いながら放射光X線マルチスケール(μスケール,nanoスケール)CT観察を行い,接着部分の破壊起源について議論する.μ-CTでは,破壊までのフィラー等の動き,nano-CTではAl-接着剤界面,接着剤-フィラー界面,接着剤-添加物界面の破壊挙動を考察する.

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リチウムイオン電池環境におけるステンレス鋼の耐食性評価

三平 啓・林 篤剛・濱田 純一(日本製鉄)

リチウムイオン電池の正極部材,ケース環境を想定した定電位電解試験および浸漬試験からステンレス鋼の耐食性を評価した.

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ブレーキディスク用ステンレス鋼の摩擦摩耗特性

𠮷澤 俊希・林 篤剛・濱田 純一・加藤 孝憲・阪山 由衣子(日本製鉄)

ステンレス鋼および鋳鉄を腐食状態および制動負荷を変化させた制動試験に供し,外観,摩擦摩耗特性およびブレーキダスト量を評価した.鋳鉄は錆の発生によって,摩擦摩耗特性の劣化,ブレーキダスト量の増加が生じたが,ステンレス鋼では錆は生じず摩擦摩耗特性,ブレーキダスト量も変化しなかった.

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テーラーロールドブランクによる構造部品の軽量化と高性能化

Hubertus Steffens(Mubea Tailor Rolled Blanks)・Taranjeet Singh(ムベア・ジャパン)・Torben Wilks・Christoph Hahn(Mubea Tailor Rolled Blanks)

テーラーロールドブランク(TRB)は,板厚制御可能な冷間圧延技術で,自動車構造部品の冷間・熱間成形に25年間利用されている。
本稿はTRBプロセスを解説し,冷間・熱間成形でのメカニズムと板厚調整による性能向上可能性を探る。

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