• セッションNo.45 最新の振動騒音・音質技術V(OS)
  • 5月22日 パシフィコ横浜 G401+G402 13:40-15:20
  • 座長:高田 正幸(九州大学)
OS企画趣旨
車両における振動騒音や音質の評価・設計・CAE・データサイエンスの最新技術を紹介し,新しい時代のモビリティの価値創造に貢献する技術について議論する.
企画委員会
振動騒音部門委員会,音質評価技術部門委員会
オーガナイザー
杉山 康二(スズキ),見坐地 一人(日本大学),坂本 優美子(コレカント日本),三津山 元基(いすゞ自動車)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

聴覚的注意モデルによる情報伝達音の聴こえやすさ評価

中谷 裕紀・萬 菜穂子・大杉 郁代・井野 寿信・渡邊 雅之(マツダ)

人と車との円滑なコミュニケーションを狙い,まずは音情報を対象に,聴覚系に基づく音への気付きやすさモデルに音の振幅包絡波の検出機能を追加した聴こえやすさ評価モデルを構築した.本モデルを車内騒音下における情報伝達音に適用し,従来指標の音圧レベルよりも主観的な聴こえやすさを評価できることを明らかにした.

2

乗用車空調音におけるSD法による音質評価

高尾 秀男(セキソー)

乗用車空調音の音質評価を,13の形容詞対を用いてSD法で実施した.評価音は,12種類の模擬音と4種類の実車空調音を用いた.心理音響尺度はラウドネス,シャープネス,変動強度,ラフネスを選び,各形容詞対との相関を考察した.また評価結果の重回帰分析から,各心理音響尺度値を用いた実車空調音の快適性評価予測を試みた.

3

エンジン背景音を用いたピストン打音評価技術の開発

中西 潤二郎・森 恒寛・菊池 正和・山本 彩斗・松岡 和洋・野中 康宏(マツダ)

ピストンが発する打音は心地よいエンジン音を阻害するために,効率的なピストン打音予測手法の構築が求められている.これまでの予測モデルを用いたピストン打音予測は,ピストンの運動エネルギーやシリンダブロック振動を評価指標としていたが,聴感評価と必ずしも一致しなかった.本稿では,予測モデルを用いたピストン打音の効果的な検出方法を確立するために,シリンダブロック振動とエンジン背景音(暗振動)から飛び出し量を定量化した.その結果,聴感評価と良好な相関を示すことを確認した.これに基づき,新規開発エンジンにおいてピストン打音の予測を可能とした.

4

Subjective Ride Comfort Evaluation Based on CAE Simulation Results

Rabah Hadjit (ESI)

Ride Comfort is a key NVH target when developing automotive vehicles. This paper presents a process to perform subjective Ride Comfort evaluations in a driving simulator using CAE simulation results as input. The CAE model consists of a full vehicle finite-element model loaded with wheel center forces extracted from tests performed on a single tire test stand. The paper includes a description of the process to generate and use the simulation results in the driving simulator. This process helps reduce the reliance on physical prototypes to shorten the vehicle development time.

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