• セッションNo.63 排気触媒システムI(OS)
  • 5月23日 パシフィコ横浜 G314+G315 12:40-15:20
  • 座長:阿野田 洋(いすゞ自動車)
OS企画趣旨
カーボンニュートラル(CN)のためのゼロエミッション,低CO2(well-to-wheel)に向けたキーテクノロジーとなる排気触媒システムについて,排出ガス浄化触媒や粒子等捕集装置,それらの効果的な活用に向けたシステム化や制御方法等を含めた最新技術を議論する.
企画委員会
排気触媒システム部門委員会
オーガナイザー
佐藤 進(東京科学大学),田中 光太郎(茨城大学),板津 俊郎(キャタラー),堀 正雄(ユミコア日本触媒),阿野田 洋(いすゞ自動車)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

自動二輪車の排ガスに含まれる二酸化炭素の直接回収技術に関する研究

平尾 桃菜・植西 徹(北見工業大学)

本研究では,自動二輪車の排ガスから二酸化炭素を直接回収するシステムの実現性を検討した.市販の2気筒ガソリンエンジンを搭載した自動二輪車のテールパイプから二酸化炭素を回収する装置を構築し,性能を評価した.自動二輪車の排ガス組成を模擬した固定床流通装置の回収性能と比較し,システム開発指針を明確にした.

2

車載カーボンリサイクル技術に関する研究

植西 徹・平尾 桃菜(北見工業大学)

本研究では,自動二輪車から二酸化炭素を回収し,燃料に変換・活用するシステムの実現性を検討した.自動二輪車のテールパイプから二酸化炭素を回収し,燃料に変換するシステムのプラントモデルを構築し,固定床流通装置を用いて,モデルを同定した.構築したモデルを用いて,性能評価し,システム開発指針を明確にした.

3

物理吸着法によるエンジン排気からのCO₂分離・回収
-ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの排気特性の違いがCO₂の吸着・脱離特性に及ぼす影響-

野内 忠則(静岡理工科大学)

物理吸着法によるエンジン排気CO₂の分離・回収を検討している.本技術はガソリン又はディーゼルエンジンへの適用が想定されるが,両エンジンは排気特性が異なるため,CO₂回収性能も異なる可能性がある.今回,ガソリンとディーゼルエンジンを用いて,両者の排気特性の違いが,CO₂の吸着・脱離特性に及ぼす影響を検討した.

4

プラズマとHC吸着材を用いた排ガス後処理システムの開発

島村 遼一・玉木 竜太郎・松田 千尋・今西 孝昌・間所 和彦・内藤 一哉・江原 達哉(ダイハツ工業)・小川 亮一・篠崎 哲也・伊藤 実(キャタラー)

プラズマとHC吸着材を用い,PN・HCを連続除去する後処理システムを開発している.本開発では,電動化による排ガス温度低下や搭載スペースの制約が増える中で,超小型かつ温度依存性の低い技術を追求した.車載かつ低温条件下でのPN・HC除去性能など,RDEも踏まえた実環境への適用性について報告する.

5

三元触媒ポーラス粒子メンブレンフィルターにおける分子拡散による反応促進機構

渡邉 摩理子(上智大学)・花村 克悟(科学技術振興機構)

単一の三元触媒ポーラス粒子における構造体内部の分子拡散を考慮し,単一粒子およびそれらを高空隙率にて積層したメンブレン層について,流動場および分子拡散軌跡を明らかにしつつ,ポーラス構造が反応促進に及ぼす影響を数値シミュレーションにより検討した.

6

車両シミュレーションに適用するDPFモデルの開発とDPF再生制御の検討(第2報)

長谷川 堅大(東京電機大学大学院)・水嶋 教文(産業技術総合研究所)・木村 汰知(東京電機大学大学院)・山田 裕之(東京電機大学)

既報にて車両モデルに適用可能なディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)モデルを開発した.本報では,DPF入口の排出ガス温度挙動をより正確に予測するための簡易的なターボチャージャ,酸化触媒(DOC)の熱モデルを新たに構築・実装し,各種DPF再生方法がポスト噴射量に及ぼす影響を調査した.

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