• セッションNo.9 熱・流体技術が導くカーボンニュートラルII -最新の流体技術-(OS)
  • 5月21日 パシフィコ横浜 G314+G315 13:40-15:45
  • 座長:福田 紘大(東海大学)
OS企画趣旨
カーボンニュートラルの実現に向け,熱・流体技術は益々重要度を増している.これらの技術について最新の研究開発に関する発表と議論を通してグローバルに技術者の交流を図り相互の技術力向上に繋げる.
企画委員会
流体技術部門委員会,CFD技術部門委員会,伝熱技術部門委員会,車室内環境技術部門委員会
オーガナイザー
福田 紘大(東海大学),飯田 明由(豊橋技術科学大学),阿部 弘之(いすゞ自動車),中村 大輔(本田技研工業),三浦 淳史(スズキ)
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No. 配信 タイトル・著者(所属)
1

Research on Aerodynamic Performance Enhancement of an Automobile Through Utilization of Cooling Ventilation

Feiyi Chen・Takuji Nakashima・Takenori Hiraoka (Hiroshima University)・Keigo Shimizu・Yusuke Nakamura (Mazda)・Hidemi Mutsuda (Hiroshima University)

In this study, the feasibility of aerodynamic performance enhancement of an automobile through utilization of cooling ventilation was investigated. A general vehicle model for aerodynamic research was used as the investigated vehicle, and the shape of the exhaust duct leading to the base surface was parametrically optimized to reduce the aerodynamic drag. As a result, the optimal duct reduced overall drag more than the ideal model without radiator ventilation, although the radiator ventilation volume was reduced by half compared to the original model.

2

トンネル入口緩衝工に設けられた開口部と車両周りの流れの関係

加藤 直人・大川 萌里(宇都宮大学大学院)・吉田 圭佑(株式会社トヨタ ガズーレーシング ディベロップメント)・長谷川 裕晃(宇都宮大学大学院)

車両などがトンネルに突入する際に問題となる微気圧波を軽減するために設けられる緩衝工について,その周辺の気流構造について考察した.本研究では車両を模擬した物体がトンネルに突入する際の気流の構造について,重合格子を用いた数値シミュレーションを行い,過去に報告された実験結果と比較を行った.

3

グラフ構造化分析を用いた自動車の空気抵抗に寄与する流れ場の同定

中村 優佑・目良 貢・清水 圭吾・瀬尾 晃平(マツダ)・平岡 武宜・中島 卓司(広島大学)

グラフ構造化分析を用いて,空気抵抗に寄与する流れ場を同定した事例について発表する.1/5スケールSUV形状のシミュレーションで取得した時間非定常の流れ場と空気抵抗係数に対して,グラフ構造化分析を適用することで,空気抵抗係数への因果関係構造を有向グラフで可視化し,空気抵抗係数の原因となる流れ場の特定を試みた.

4

自然風の変動を再現した数値解析による変調する空力騒音の低減メカニズム検討

平田 匠(日産自動車)・田島 厚志(神戸大学)・上脇 崇弘・若松 純一・池田 隼・中里 公亮(日産自動車)・李 崇綱(理化学研究所)・坪倉 誠(神戸大学/理化学研究所)

自動車の実路走行時に発生するバサバサ音と呼ばれる変動感を伴う空力騒音は,乗員に不快感を与える.これまで,発生メカニズム解明のため,富岳を用いた大規模数値解析による自然風変動を考慮した再現手法の開発に取り組んできた.本報では低減効果のあるアイテムに本手法を適用し,メカニズムを検討した結果を報告する.

5

風切り音性能開発を目的とした,Aピラー周りの剥離点予測に必要なCFD空間解像度の検討

樋渡 一晃・米満 竜太・渡会 昌之(本田技研工業)・安孫子 和弥(オートテクニックジャパン)・張 嘉義(パーソルクロステクノロジー)・寺川 毅(ホンダテクノフォート)

風切音性能開発の中では,デザインに対して精度の高い風流れの評価が必要である.
現状はこの検証を風洞試験にて行っているが,開発高速化に向けては高精度CFDによる予測が必要になる.
本件では,Aピラーの剥離点予測に必要な計算設定を調査し,風洞試験との比較によりその妥当性を確認する.

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