• セッションNo.105 ガソリンエンジンII
  • 10月23日 大ホール 12:10-14:15
  • 座長:長沼 要(金沢工業大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

SIエンジンの混合気分布がHC種生成に及ぼす影響

堀 隼基・吉岡 直希(マツダ)・山本 啓介(広島大学)・本田 雄哉・河野 通治・藤川 竜也(マツダ)・山川 正尚・三好 明(広島大学)

将来のICEではCN燃料の利用とともにZeroEM化が必須となっている.EM浄化装置である触媒はHC種により浄化特性が異なり,特に低級アルカンは浄化が難しいため燃焼による低減が求められる.その低級アルカンはリッチ条件で多く残存することなどが知られているが,筒内での生成メカニズムは把握しきれていない.そこで,本報告では筒内の混合気分布がHC種生成に与える影響を数値計算とエンジン実機を用いて分析した.

2

空燃比センサ上に生成するデポジットの生成因子の明確化

大草 見斗・古谷 健太・𠮷田 一帆・田中 光太郎(茨城大学)・戸辺 祥太・石坂 浩大・長谷島 丞・北川 哲夫・小野 雅広(SUBARU)

直噴ガソリン火花点火機関で用いられる空燃比センサにデポジットが生成し,応答性が悪化する問題がある.そこで実機ガソリンエンジンを用いて搭載角,流速,流量,PN濃度をパラメータとして空燃比センサ上にデポジットを生成させ,生成メカニズムを明らかにするとともに,センサの応答性に影響を及ぼす因子を明らかにした.

3

1次元エンジンモデルを活用した実機レス適合

吉木 一秀・刀根 裕彰・勝浦 彰裕・福田 英(本田技研工業)

内燃機関の開発現場には開発期間の短期化や開発費の削減が求められている.
本稿では1次元のエンジンモデルを活用した吸入空気量のシミュレーションを実施することで,実機レスによる開発費の削減を実現しながら,選定仕様に対応したキャリブレーション値を短期間で提案することを可能とした取り組みについて紹介する.

4

電動ウォーターポンプを用いたガソリンエンジン向け極低流量冷却水制御システムの研究

小出 景二郎・村上 貴史・吉田 豊・菅沼 将洋・佐々木 直人(本田技研工業)

燃費やエミッションへの関心が高まる中,今回我々はエンジンの暖気性能を向上させる為,極低流量という流量領域を定義した.本研究では,性能設計段階におけるMBDを用いた1次元のシミュレーションを中心とした予測技術による効果の推定手法や,極低流量による燃費効果のメカニズム,期待できる付帯効果について述べる.

5

ガソリンエンジンにおける排気管内ポスト酸化現象の解明とモデリング検証

石川 輝明・窪山 達也・森吉 泰生(千葉大学)

エンジン性能向上やエミッション低減を目的とした排気管内ポスト酸化現象について,排気システムや燃料噴射パターンを変更したエンジン実機試験を行うことにより,ポスト酸化の発生メカニズムを評価した.また,ポスト酸化現象を1次元シミュレーションモデルに組み込み,シミュレーションの精度向上を図った.

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