• セッションNo.109 システム設計
  • 10月23日 白橿1 14:55-16:35
  • 座長:平野 覚(日野自動車)
No. タイトル・著者(所属)
1

電気自動車の統合熱管理システムの開発トレンドと比較分析方法論の提案
-Hyundai自動車Ioniq 5とTesla Model Yの比較-

Hosik Lee・Sukjoo Kim・Chiheon Song・Byungsoon Min(TENERGY)

電気自動車の低温航続距離に影響が大きい技術は,熱管理システムである.熱管理システムの効率を高めるためにヒートポンプシステムや廃熱回収システムなどシステム構成が複雑なりつつある.本研究では,熱管理システムの開発トレンドと車両別に比較分析する方法を提案し,例としてHyundai のIoniq5とTesla Model Yで分析した結果をまとめる.

2

CO2冷媒をxEV用モータとバッテリーの潤滑と熱管理に活用したエネルギー損失低減の研究

堀端 頌子・宮内 勇馬(マツダ)

一般にxEV用のモータ,バッテリー,空調は油,水,冷媒の独立した経路によって熱管理されている.これらを絶縁性と低粘度を有するCO2冷媒により一元化し,直接冷却と摺動部の潤滑を行う机上検討を実施した.この結果,熱管理性能向上,軸摩擦損失低減,ロータの撹拌抵抗低減が可能な事を確認したので報告する.

3

充電機能を統合した電気自動車用eAxleの研究

久保田 芳永・中富 奏明・轟 拓海・内藤 直也・梓沢 慶介・大矢 聡義(本田技術研究所)

電気自動車の高性能化に伴い,様々な電力デバイスと接続するための電力コンポーネントが増え,部品点数や重量・コストの増加が問題となっている.そこで本研究では駆動インバータとモータを用いて,3相モータを2相化することでAC充電および急速DC充電機能を包含したパワーユニットを新たに開発している.本稿では駆動機能と充電機能の動作システムについて報告をする.

4

インホイールモータ車両のばね下の機械的伝達特性と制御の同時最適設計

杉本 典弘(東京大学/デンソー)・永井 栄寿・清水 修・藤本 博志(東京大学)・石黒 裕作・桑山 勲(ブリヂストン)

インホイールモータ車両は駆動力によるサスペンション反力を活用してばね上振動を制御することができるが,ばね下重量やタイヤばね定数など機構パラメータを変数として考慮した最適化はなされていない.本講演では1Dモデルを活用した機構と制御の同時設計による乗り心地などの性能最適化について提案する.

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