• セッションNo.112 金属材料III
  • 10月23日 白橿2 15:55-17:35
  • 座長:樽井 大志(日産自動車)
No. タイトル・著者(所属)
1

アルミリサイクル合金の完全循環技術に関する研究

若林 亮・増山 靖史(本田技術研究所)・舟田 宏明(ホンダトレーディング)・里中 真一・加藤 智士・佐竹 孝光(ホンダトレーディングアルミニウム)

自動車のパワーユニット用Al合金は主にスクラップから製造されるが,鉄部品が付属している.そのため,合金製造時に溶湯内で熱拡散が発生しFe量が増加することがある.また市中スクラップも高Fe量で流通する場合があり,Fe量の低減が必要.本研究ではカスケードリサイクルに頼らず,完全循環可能なFe量低減技術を開発した.

2

アルミニウム合金押出形材の軸圧壊特性に対するクラッシュビード成形時の加工ひずみの影響

竹中 峻・山川 大貴・橋本 成一(神戸製鋼所)

アルミニウム合金押出形材製軸圧壊部品では,変形形態のコントロールを目的に,クラッシュビードが設けられることが多い.本研究では,クラッシュビード成形および軸圧縮解析を行い,軸圧壊特性に対する破断および予加工の影響を明らかにした.

3

すべり軸受用Al-Sn-Si合金の潤滑摩耗機構の解明

佐橋 潤・本田 知己・今 智彦(福井大学)

実機を想定したすべり軸受を用いた潤滑摩耗試験を行い,添加剤を含む潤滑におけるAl-Sn-Si合金の焼付き現象について調べた.すべり軸受では頂点部分を中心に摩耗するが一部の摩耗部を除き,線接触の試験で見られる黒色の境界膜形成は見られなかった.摩擦係数や接触電気抵抗は線接触の試験と同様の傾向が見られた.

4

リード線接合はんだにおけるS-N曲線を用いた寿命予測技術の構築

酒井 駿佑・古川 卓史・青柳 利枝・桐生 大輔(山田製作所)・山崎 崇(山田車用部品研究開発)

リード線接合はんだ単品疲労試験の破断状態を3Dモデルで再現し,CAE解析を行うことで,はんだに生じるひずみを予測しS-N曲線を構築した.
この妥当性を検証するため,小型モータ制御基板を用いたはんだ疲労試験を行ったところ,破断箇所とCAE解析のひずみ集中箇所,破断サイクルが良く一致する事が確認された.

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