• セッションNo.113 安全関連および将来技術
  • 10月24日 会議室1+2 9:30-12:10
  • 座長:関根 康史(福山大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

Systems using Vehicle-in-the-Loop Simulation Institute for Traffic Accident Research and Data Analysis

Seonghun Kim・Seungmin Kwon・Yong-Sub Yi・Hyoungjun Ahn・Giin Jang・Hanjun Cho・Minwoo Han (Hyundai Motor)

This paper presents a new approach for evaluating the functional safety of a SbW(Steer-by-Wire) system, focusing on creating an efficient and safe testing environment for drivers. It introduces the Vehicle-in-the-Loop Simulation (ViLS) using the Handling Roadway (HRW) test rig to assess the functional safety of SbW system. The study validates the correlation between ViLS and proving ground results, analyzes deviations in test results, and suggests methods to improve the efficiency of ViLS testing. These solutions establish criteria for the Fault Tolerant Time Interval (FTTI) and hazard standards, which are applied to the development process of SbW systems.

2

非線形動力学に立脚した農用トラクタのアクティブ安全手法
-トラクタシミュレータによる転覆メカニズムの可視化-

酒井 憲司(東京農工大学)

農用トラクタではタイヤ-路面間の衝突/摩擦過程により分数調波・Stick-Slip等の典型的カオスが出現する.農用車両による毎年120件の死亡事故は農業持続の最大リスクとなっている.初期値への鋭敏な依存性,即ち「ちょっとしたことで起きる」トラクタ転覆メカニズムをトラクタシミュレータで可視化しアクティブ安全に資する.

3

乗合バスの車内人身事故につながる車内状況に関する研究

加藤 千陽・廣田 哲也・澤田 武士・中居 利成(東海理化)・内村 祐太・小杉 直・岩田 貴(川崎鶴見臨港バス)

乗合バスの車内人身事故は全国で年間約300件発生している.対策として,運転士にはアナウンスによる着席案内や車内ミラーの確認の徹底が求られ,負担増加が課題である.
本研究では,川崎市内を通常運行する乗合バス車内で乗客の映像データを収集し,事故につながる可能性のある行動を抽出・分析した.

4

ガウス過程を活用したスポット溶接強度の推定およびその効率的データ拡充手法の研究

赤木 大誠(広島大学大学院)・奥本 悠季・内藤 昴・小島 宏介(マツダ)・田中 義和(広島大学大学院)

スポット溶接部の強度は車体強度に直結する.破断試験での強度データ取得は,条件数が膨大なため労力・期間を要する.本研究では,強度データ取得の省力化を目的に,ガウス過程を活用した予測モデルの構築と,高精度予測に必要な追加試験条件を数値的に策定できるデータ拡充手法を検討した.

5

Isogeometric解析を用いたマルチステップによる形状最適化手法の提案

星野 瑞希(山梨大学)・有本 慎一・川原 康照(トヨタ自動車)・古橋 輝一・野口 恭兵・横山 優太・杉山 裕文・岡澤 重信(山梨大学)

Isogeometric解析を用いた大域的な形状最適化の実現に向けて,最適化の実行と制御点数の変更を自動で繰り返すスキームを構築する.段階的に制御点数と探索範囲を更新することで,形状破綻を回避しながら設計空間を広く探索できる.例題計算を用いて導出された構造の性能を評価する.

6

タイヤ空気圧モニタリングシステムのためのタイヤ組込摩擦発電機の開発

谷 弘詞・小金沢 新治・川田 将平・呂 仁国(関西大学)

タイヤ圧力モニタリングシステム(TPMS)の電源としてタイヤに着脱可能な摩擦発電機を開発した.発電機はタイヤのサイズに合わせて構造を決定し,実走行において時速20~80kmにおいて200μW以上の発電を確認した.またTPMSの動作も確認された.

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